○斎藤嘉隆君
是非これはお願いします。
留年といっても、何かイメージだと、勉強が嫌いでもう全然テストなんかで点が取れなくて留年してしまうとか、あるいはもう
学校をサボって欠席ばかりで留年してしまうとか、そんなイメージがありますけれども、
現実は不
登校であったりあるいは病欠であったりですね、いろんなケースがあるわけです。病気療養で数か月間
学校を休んで一年余分に高校に行くような
子供でさえですよ、これ四年目から
授業料が必要となってくると、こういうことなんですね。
今
大臣おっしゃったみたいに、これじゃ幾ら何でも気の毒だということで、それぞれの自治体が自治体独自で四年目に
授業料減免の措置などを講じているんです。ところが、国は、なかなかこのことに目を向けようとせずに、どうぞ自治体でおやりくださいと、こういう形になっているわけで、これ
是非国としてもここの
対応、今
大臣がおっしゃったように二十九年度に
議論するということでありますけれども、少しでも早くこのことに
対応してはどうでしょうか。
これは
内閣府の資料を見ますと、十二道県からこのことについて
是非国として措置をしてほしいという要請が出ているというふうにも聞いております。私の地元の愛知からも同様の要請が出ておりますので、
予算編成の中で
是非早期に
検討をしていただきたいというふうに
思います。
それから、学び直しの
制度がこれ入っているということも今言われましたけれども、
大臣、学び直しというのは同じ
学校ではできないんですよ。同じ
学校で学び直しして、二年か何か延長されるんですが、これは一回退学をしてまた
入学しないといけないですね。そういう場合に認められます。あるいは、退学をしてほかの
学校に移った場合のみ認められるという、そういう
制度ですので、実はほとんど活用できない。こんな
状況もありますから、この点についても
是非御
検討をいただきたいというふうに思っています。
私、心配しておりますのは、来年四年目になって急に
授業料が発生して高校の中退者が増えるんではないかと、こういうことです。やむなく中退を選択するケースが増える、結果として、冒頭に申し上げたように、国として将来的に大きな損失を被るのではないかと、このことも非常に危惧をしておりますので、
是非この点についても具体的な
対応を改めてお願いを申し上げさせていただきたいというふうに
思います。
時間も随分来ましたので、最後に一点、
科学技術の
課題について少しお伺いをしたいというふうに
思います。
我が国、物づくり産業が
我が国の屋台骨を支えていると、こういうことについては多くの
皆さん異論はないだろうというように思っております。私の地元でも、自動車あるいは航空宇宙産業等々、まさにその中心地ということでありますけれども、今自動車と並んで、あるいはそれに続いて、非常に大きくその物づくりの中核を担うとされているのが航空機産業だというように思っています。
なぜ、なぜそういう見方をされているかというと、これからはこの産業
分野というのは非常に大きな伸びが期待がされています。恐らく、今後二十年間で、いわゆる航空機を使った人や物の輸送というのは二・五倍ほどに増えるだろうというように推測をされています。実は、この航空機産業の
日本のシェアは今
世界の僅か四%にすぎません。
政府として、このシェアを二〇四〇年までに二〇%にするという計画を示されていますけれども、容易ではないというように思っています。
このことに対して、
文科省として、いわゆる主に
研究開発の
分野、技術開発の
分野でどのような具体的な
支援をしていかれる予定なのか、お聞かせをいただきたいと
思います。