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上月良祐君 ありがとうございます。
現状があんまり性急に成果を求め過ぎてはいけないんだと思いますので、まさに小さな館を建てるようなことにならないように、そこは
是非しっかり取り組んでいただきたいと私も思います。
私も私なりに見ているつもりですけれ
ども、やはりそこは、
大臣や
大臣の下におられる役所の
皆さんがずっとそこを、そういう観点から見ていらっしゃるので、うまくいっているところ、いっていないところ、いろいろあると思いますので、
是非とも、
大臣、督励いただいて、成果が出ていくようにしっかりフォローしていただきたいと思っております。
私は、これまでとの、地域活性化との違いと言っていいのかどうか分かりませんけれ
ども、いい意味で差が付いていくことじゃないかなと思っております。その差というのが、差というのが、多様化というのか、そういったことを認めるということなんだと思うんです。今までどうしてもまねをするというのに、
日本人というのはどうもキャッチアップ、
アメリカのまねをしてキャッチアップだと言っていた、その頭がもうこびりついているように思いますけれ
ども、
地方創生も同じだと思うんです。そうじゃなくて、自分の本当にいいところや、自分はどうなりたいのかということをちゃんと
議論をして、きちんと
取組を着実に進めていくことがもう本当に一番大事だと思っております。
先ほど、
岡田先生からも質問の中で触れられたつくばの特区もあります。国際戦略総合特区は民主党政権時代の枠組みなんですが、私、この仕組みは非常に優れていると思っておりまして、実際にそれを指定してもらうときに、副知事として、その指定の現場で、まさに学者の
先生方、そして政治家の
先生方と
議論もさせていただいたんですが、まさにその特区の、まあ構造
改革特区はちょっとまた種類が違います、国際戦略総合特区や国家戦略特区というのは、地域を挙げて枠組みをつくり、そして財源も充当したりして、その地域を挙げてやっている
取組というのは、ある意味で
地方創生の枠組みの中では、どうしても特区というと国の役所の人もみんなちょっと別のものに見ちゃうんですけど、私は物すごく重要なツールだと思っているんです。
なので、そこのところはしっかり見ていただいてフォローをしていただきたいというふうに、しっかりやっているところをフォローしていただきたいというふうに思います。頑張らないところは
伸びない、これはもう当然のことですから、そこはそこできちっとめり張りを付けていただきたいと思います。
今日はちょっとあんまり時間がないので、三番目に聞こうと思っておりました
推進体制の話は御要望にしておきたいと思います。
実は、これは一番難しい問題だということは私自身もよく分かっていて、この前、党本部での
議論の中で言わせていただいたんですが、今回お配りさせていただいたこの
資料がございます。これ、まち・
ひと・しごとで作られた大変すばらしい
資料だと思います。もう文句の付けどころがないぐらい、僕の考えと頭を整理してももうぴったり一致するようなすばらしい
資料だと思うんですけれ
ども、ただ一点だけ、これ抜けてはいないんだと思うんですけど、抜けていることがあるとすれば、これを
推進していく体制なんですよ。結局、幾らいい
計画があっても、
推進していく体制がないとできないんですね。結果につながらない。
始まって二年ぐらいということで、国の方のまち・
ひと・しごとも人が替わり始めている頃だと思うんです。もう替わっている人もいます、上の方で。僕は、もうこれ結果出るまでずっと据え置いて一緒にそのままやっていってほしいんですよ。そのままもう事務次官級になるまでですよ、いい人は残していただいてやっていただきたい。もっと言うと、地方の方も同じなんですね。一年、二年で替わっていくわけですよ。そうすると、どっちも替わっていくうちに
最初思っていたことと全然違うことになっちゃって
推進が図られないというのが今まで繰り返してきた失敗の大きな例だと私は思っております。
このことについてはまた別途御
議論する機会があることをちょっと祈りつつ、またいずれ給与法の
議論もあるかもしれませんから、そのときに国家公務員体制のことも含めて
議論させていただくチャンスがあることを祈りながら、この点については
大臣もお詳しいところであると思いますから、なかなか難しい点ではあるんですが、一般の事務と違うやはり人事
異動というんでしょうか、
民間企業でも、ここがもう企業の生命線だと、もう命が懸かっているプロジェクトだと思えば通常の人事と違う人事すると思うんですよ。というぐらいのことをやらないで絶対に成果は出ないと思いますから、そこは
是非とも御
検討いただきますように、これは御要望いたしますので、よろしく
お願いをいたしたいと思います。
山本大臣は御退席いただいて結構でございます。