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国務大臣(
高市早苗君)
投票所数につきましては、中山間地域における過疎化による
選挙人数の減少ですとか
市町村合併などを契機とした
投票区の見直しなどによって減少してきていると承知しています。
公職選挙法上、この
投票所の設置については
市町村の
選挙管理委員会が地域の実情などを踏まえて決定すべきものでございます。この
選挙管理委員会におかれては、地域の実情を踏まえて
投票所や期日前
投票所を設置するほか、かつて
投票所があった地域での期日前
投票所の設置ですとか移動期日前
投票所の
取組ですとか移動困難者に対する支援など、
選挙人の
投票機会の確保には努めていただいていると思っております。
投票所閉鎖時刻の繰上げでございますが、これも
公職選挙法において、
市町村の
選挙管理委員会の判断で、
選挙人の
投票に支障を来さないと認められる特別の事情のある場合などに限り行うことができるとされています。私としましても、特別な事情がない限りは
投票所の閉鎖時刻をむやみに繰り上げるということは決して好ましくないと
考えています。
特別な事情について聞き取りもいたしておりますけれども、例えば、鹿児島県では夜間になるとハブが出てきて非常に危険であるといったところもございますし、群馬県の山間部になってきますと、これはもう道路
条件が悪く日没も早いので、高齢化が進む
選挙人の
投票に対する安全確保が必要だと、まあほとんどの方が午後七時までに
投票を済ませているというようなことで、議会や自治連合会からの要望によって、主に安全確保を理由に繰り上げたといったこと。また、観光産業に従事者が多いという地域は、土日も就業していらっしゃるので、どちらかといえば期日前
投票の割合が高い、
投票日当日に
投票される方も午前中に
投票を行う方が圧倒的に多いということで区長会から要望がありましたというようなことでございました。
しかし、
投票所の閉鎖時刻の繰上げについては厳正に対処するように要請をしておりますし、
投票所の設置につきましても積極的に措置をするように、引き続きここはしっかりと取り組んでまいります。