○木下
委員 皆さんからお答えいただいて、本当にありがとうございます。
今の話を聞いていても、やはり
民法というのは大きい、基本的な部分だし、だから変えるところもなかなかままならなかったんだという話だと思うんですね。
これはほかでもあるんだろうなと思っていて、やはり、
民法、それから刑法であるとか商法であるとか、こういったものは、結構、今までの
改正の話を見ていても、いざ
改正するというふうになったときには、あれもこれも、あれもこれもと、いろいろな議論が出てくる。いろいろな議論が出てくるから時間もかかるし、大幅な
改正にやはり手をつけていくということになる。そうなると、さっき言われたように七年かかるであるとか五年かかるであるとか、それから、きょうの
審議でも言っていましたけれども、
項目でも五百
項目ぐらい出てきたとかいうふうな話になる。これがあるから、百二十年間そのままになってきたんだというふうに私は思うんですね。
こういったやり方をどこかでやはり変えていかなきゃいけないんだと思うんですね。それが今回の、まずは手をつけていこうということだと思うんですけれども。
これは、やはり私は思うんですけれども、
国会のやり方ということを改めてちょっと考えさせられるなと。
ちょっと
関係ないことを言いますけれども、例えば我が党なんかは、
改正論議をするべきだというふうに大きく言っております憲法のお話なんかもそうだと思うんですね。やはり今の憲法なんかも
時代にそぐわない部分が出てきている、もしくは
解釈が、いろいろな
意味でいろいろな
意見が出てくる。
こういった形になったときに、その部分だけに焦点を当てて、そこだけでも
改正しようじゃないかというふうな話をやはりやっていかなければ、いつまでたっても何にも変わっていかないし、そして、その
法律、憲法、それぞれがもうどんどん現実とかけ離れたものになっていくのではないかというふうに思っているんです。だからこそ、きょうちょっとこういう話を長々とさせていただいたんです。
大臣に、そう思いませんかというふうなことを聞こうと思っていたんですけれども、今、もう
大臣も副
大臣もうなずいていただいておりますので、そういうふうな私の
意見に御賛同いただけているんじゃないかなというふうに思います。
それで、ただちょっと……(発言する者あり)聞いた方がいい。そうしたら、御答弁いただけますか、どう思われるかということを。(金田国務
大臣「せっかくですから前に進めてください」と呼ぶ)前へ進みましょうか。わかりました。では、また次回にでもその辺も聞かせていただければと思います。
そういった
意味で、今回のこの
民法、きょうもいろいろと話をされていましたけれども、私も全部はまだ読めておりませんけれども、
法制審議会の
内容、これは答申が出るまで五年から七年というふうな形でずっと議論されてきて、いろいろなことを書いています。これは
相当読み応えがあるなと。全部読めなくてきょうここに立っているので非常に申しわけないんですけれども。
やはり、これを見ていて、それから、きょう、逢坂先生でしたか、その辺の話をいろいろとされていて、ちょっとその辺の話をまとめてみると、この今回の
改正について、五年の間に九十九回の
会議がされて、
分科会を十八やられ、それからパブリックコメントをとられということで、さっき言ったとおり五百
項目ぐらい上がってきて、それが中間試案になって二百六十、最後に二百ぐらいの
項目に
論点整理がされたというふうなことだったんですね。
逢坂先生が言われていたのは、
法制審議会のあり方というところで、
一般の人たちの
意見が
余り入っていないじゃないかというような感じのことを言われていた。だからこそ
国会で
審議がされるべきだというふうな話をしていたんですけれども、これから先、この法案について
審議がどれぐらい続くのか。
先ほど共産党の方も長い
審議時間をとりたいとか言われていましたけれども、本当にいいのかなと思うんですね。いや、別にいいと思うんですよ、今の状態の中では
審議はしなきゃいけないかもしれないけれども。
ちょっと突拍子もないことを言いますけれども、きょう話を聞いていて思ったんですけれども、国
会議員、今ここの
委員会にいるような人たちが、ある種、
法制審議会の中に入って議論するようなことはあってもいいんじゃないかなというふうに私は思ったんです、特に
民法のこの話に関しては。そうすると、国
会議員、やはり
相当厳しいです。ただ、仕事していない国
会議員が多いとかと言われる中で、本来の役割からすれば、こういうことも積極的に私は考えていくべきなんじゃないかなと。
これは
質問通告していません。きょうの
審議を聞いていて、ふっと思いついたんですけれども、そういったことは本当にできないかなと思うんですけれども、どなたがお答えいただけるか、ちょっとわからないですけれども、そういうことは考えられませんかね。(発言する者あり)