○菊田
委員 民進党の
菊田真紀子でございます。
まず冒頭、三笠宮崇仁親王殿下の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
質問に入らせていただきます。
人口減少、少子化、IT化など社会の変化がますます加速する中にありまして、我が国のさらなる発展と繁栄のためには、一にも二にも
教育、人材育成が何より重要であり、我が党は、一貫して人への投資を最重点
政策の
一つとして取り組んでまいりました。
学校教育の最前線に立つ
教職員が、生きがいとやりがい、自信と誇りを持って職責を全うできるように、我々国
会議員も、この国政の場においてしっかりと支援をしていかなければならないと考えます。
しかし、残念なことに、諸外国と比較をいたしましても、日本の
教員は、
勤務時間が断トツに長く、多忙をきわめ、
子供たちと向き合う時間がなかなかとれない。さらに、この
仕事に対して自信を持つことができないというようなことが、さまざま
指摘をされています。
きょうは資料を提出させていただいておりまして、
委員の皆様にもごらんをいただきたいと思いますが、せっかく
教員になっても中途離職してしまう先生、さらに懲戒処分を受けた先生、後を絶っておりません。
上段の方は中途離職をした
公立学校教員の数の推移でございますが、
平成二十五年度では一万二千七百一人、十二年前と比べて約一・六倍にふえています。下の段は私立
学校教員の数でありますが、
平成二十五年度で四千百八十三人、これも、十二年前と比べまして約一・五倍とふえております。
二枚目の資料は、さまざまな理由によって懲戒処分を受けた
公立学校の
教員の数の推移でございますが、依然として毎年千人近い
先生方が懲戒処分を受けている、こういう現状でございます。
大臣は、こうした現状を深刻に受けとめておられますでしょうか。どういう理由、
背景があると考えておられるのか、そして
文科省としてどのように
対応しているのか、お聞かせをいただきたいと思います。