○足立
委員 日本維新の会の足立康史でございます。
もう時間も押しておりますので、
質問に入りたいと思いますが、きょうは
質問通告を三つさせていただいております。
一つは、新潟の知事選挙がありました。また、新潟は原発が争点だったわけですが、沖縄の基地の問題、あるいは関西でも例えば北陸新幹線のルートがどうとか、いろいろな問題で国と都道府県知事が向き合いながら仕事をしているケースが大変多うございます。これについて、大変重要なテーマですのでゆっくりやりたいんですが、ちょっと後回しにさせていただきます。
もう
一つ通告をさせていただいているのが、NHKとか民放の、例えばネット同時配信をするとか、コピーネバーということで4Kテレビはコピーができなくなるんじゃないかとか、あるいはNHKの受信料がこれからどうなっていくのか、こういう問題についても通告をさせていただいていますが、これもちょっと後回しにさせていただきます。
まず、きょう最初に取り上げたいのは、
環境政策なんですね。
小池都知事が今、豊洲市場でいろいろな
取り扱いをされていますし、私は、小池知事の
取り組みについては心から、やはり都民の御支持を受けて、今、全くマスコミのチェックが入っていなかった都政、特に都議会、ここに小池都知事が切り込んでいっている、この
取り組みについては心から御
支援をいたしたいと思いますし、いろいろな意味で注目をいたしておるところでありますが、ただ
一つ、やはり豊洲市場についてはちょっと異論があります。
あの豊洲市場、もう
委員の
皆様もよく御承知のとおりですが、東京都が豊洲市場に求めている
環境のレベルは飲料水レベルなんですね。でも、地下水というのは、要は、下水、排水レベルでいいんです。全く、十倍以上本来の基準が違うんだけれども、築地ブランドにまさる豊洲ブランドというのをつくりたいがために、豊洲は飲み水ぐらいのレベルできれいにするんだよということをずっと東京都はやってきたんですね。
しかし、これは
皆さん御存じですか。豊洲市場のあの土地には汚染された土壌がありました、汚染された土壌が。これは大体、ざくっと言うと、二百万トンあるんです。そのうち、いわゆる洗浄とかしてきれいにする処理をしているのは三割ぐらいですよ。あとの七割はほかの土地に持っていっているんですよ、ほかの土地に。
皆さん、わかりますか。ほかの
市町村が受け取っているんです。
だから、東京都は本当によくあんなことをやるなと思いますけれども、豊洲だけブランド、豊洲はきれいですといって、そこの汚れた土は、汚染土壌というのはどこかに持っていくしかないんです。そうしたら、どこかの
市町村がそれを受け取っているんですよ。
したがって、
環境省は、きょう
環境省に来ていただいていますが、土壌汚染対策法という
法律で基準を決めているんです。だから、基準どおりやればいいんです。ところが、東京都、小池さんも悪いんだけれども、いや、これは危ないと。飲み水よりも低い砒素が出たときに、夕刊紙の一面に砒素と出ているわけです。
こういうことをやるとなぜ問題かというと、これは
環境省はよくわかっていると思いますが、ブラウンフィールド問題といって、結局、
日本の国土の土地が有効利用できなくなるんです。ちょっと、もうきょう時間がないのでやめますけれども。
二百万トンの汚染土壌の七割が、豊洲の外へ捨てられているんです。受け取っている
市町村があるんです。
そういうことで、私は、実はこれは私見ですけれども、東京都がもし
環境基準以下に豊洲をきれいにしたいんだったら、それは自分のお金でやればいいんですよ。そう言うと、東京都はお金持ちだから自分のお金でやっていますと言っているんですよ。ほとんどお金入っていません、国のお金はそこには。
私、
総務大臣にこれは
質問しませんけれども、東京都がそんな、国全体の経済厚生、
社会厚生を下げるようなことをわがままでやるお金が余っているんだったら、税源の配分を変えた方がいいですよ。東京都に税源が偏っているから、東京都はそういうわがままなことができるんでしょう。ほかの
地域では、そういうわがままなことをする余裕がありません。
ところが、
原田副
大臣の地元の豊能町、能勢町というところではそれをやっているんですね。
前回、十月の四日に私、
原田副
大臣に
質問しました。そうしたら、ちょっと
検討してくるから待ってくれという御報告でした。どういう
検討結果ですか。