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足立委員 日本維新の会の
足立康史でございます。
きょうは
予算委員会で
補正予算が、きょう本
会議がこの後開催されるわけでありますが、我が日本維新の会は、いろいろ、注文もあれば、言いたいこともあれば、言ったこともたくさんあります。ただ、
震災復興等の事情も考慮しまして、恐らく野党の中では日本維新の会だけかもしれませんが、
補正予算全体に賛成という
立場をきょう表明いたしたところでございます。きょうここで採決をされます
交付税関係も、当然賛成ということでございます。
十五分しかありませんが、私はきょうたくさん通告をしていましたが、皆さんの
質疑で大体わかりましたので、通告していた中で
一つだけ、どうしてもこれはしっかり時間をとって議論をしておきたい。
きょうのこの
交付税の
関連法案の基礎的な部分は大体わかりました。まだ
一つだけ残っていて、一番私が解決しておきたい問題が、環境問題なんですね。
この
法案と環境問題がどう関係があるんだ、こう思われるかもしれませんが、
東日本大震災があって、一番その
復興に向けて苦労したのは、実は環境問題なんです、広い
意味での。それは、福島第一原発から飛び出した放射性物質をどのように
除染するか、それをどういう基準でやるか、これが一番大きな問題だったと承知しています。
思い起こせば、当時、東北の瓦れきを何とか全国の自治体で助けてほしいというときに、実は、全国の自治体は手を差し伸べなかったんですね。堺市みたいに、手を差し伸べて、お金だけもらって実は助けなかったみたいなところもありますが、それはおいておいて。
実は、当時、本当に東北の瓦れきを受け入れたのは、石原知事率いる東京都と橋下徹
市長率いる大阪市だったわけです。当時、大変だったんです。大阪市役所に、これは岩手の瓦れきですよ、岩手の木くず、福島じゃないんです。
原田副
大臣は地元ですからよく御存じであると思いますが、岩手県の木くずを大阪市の設備で処理するのも、大阪市役所がその反対運動に取り囲まれて、橋下やめろ、橋下出ていけということになったわけです。
何が申し上げたいかというと、
復興と一言に言うけれ
ども、みんな、お金を出せば済むと思っているかもしれませんが、実は、そういう環境問題が一番深刻なわけです。
そういう
意味では、ちょっとこの
法案の応用問題ということになりますが、実は、私の地元でも、
震災ではありませんが、そういう環境基準に悩まされている。今環境基準に悩まされているといえば、有名な豊洲市場ですね。これは環境基準に悩まされているわけです。私の地元でも、ダイオキシン、ニュースで見られた方いらっしゃるかもしれませんが、あれは私の地元です。これを、神戸市、大阪府、兵庫県も絡んで、いろいろあったわけであります。
あれも、実は、九月にあの町の選挙がありました、豊能町という。豊能町というのはすばらしい町で、ちょっと風評が立っていますから取り返しておきたいんですが、教育レベルもすごく高い、緑豊かで
利便性もあって、すばらしい町なんだけれ
ども、ダイオキシンでちょっと困っているわけですね。
九月に町長選挙がありました。我々大阪維新の会が公認した候補は敗れました。
原田副
大臣等が御
支援をされた候補が勝利をしたわけです。ダブルスコアです。
なぜ負けたかのいろいろな要因はあると思いますが、
一つは、その
原田副
大臣が御
支援された、いや、別に自民党じゃないですよ、自民党公認じゃないんです、
原田副
大臣が推薦をされた候補が、実は、この私の地元にあるダイオキシンというのは、もう無害化できています。(発言する者あり)関係ないと誰か言いましたか。誰、ちょっと手を挙げてくださいよ。関係ないですか、
復興と環境問題。(発言する者あり)大事ですよね。
小川筆頭は本当に僕は尊敬していまして、今度、通常国会のときは野理懇に僕は入れてもらえなかったんです。別に奥野さんが悪いわけじゃ、僕が悪いんですけれ
ども、奥野さんは筆頭じゃなくなりましたから、
小川筆頭のもとで、私、野理懇に入れてほしいと思って今交渉中で、多分
実現をしますので、これから本物の野党として頑張っていきますが。話がそれました。
それで、ダイオキシン。その大阪維新の会の候補がダブルスコアで負けた、元町長は完全無害化と言ったんです。もう既に廃掃法上の基準を満たしているダイオキシン、もう満たしているんですよ。あとは埋めればいいだけなんです。全く害がないんです。それをさらに燃やして、さらに溶融炉を十億円か何かでつくって、完全無害化をします、お金は国が出してくれますとやったわけですよ。ダブルスコアで負けました、大阪維新の会。
大阪維新の会は法治主義ですからね。法令、環境基準を満たす形でやるべきだ、それ以上のお金をかけるときは、それをちゃんと
住民に
説明して、どれだけのコストがかかるかを
説明すべきだ、コストとベネフィットのバランスをちゃんと
説明すべきだということを主張してきたんですが、
原田副
大臣率いる先方に負けちゃったわけです。
これは、副
大臣、副
大臣に通告していないな、事務方で結構です、どんなものでも特交は出る、こういうことですか。