○柚木
委員 民進党の柚木道義でございます。
午後からもよろしくお
願いいたします。
きょうは、私の方からは、昨日、衆議院で、本
会議でも採決がなされましたIR法案、カジノ法案とも言われますが、この法案が成立しようがしまいが必要なことではありますが、附帯決議の中でも触れられておりますギャンブル依存症
対策を中心に前半、そして、できれば残りの時間で、この間、
委員長にもお
願い申し上げておりますし、筆頭間でも、きょうの段階でも協議を続けております長時間労働の是正の
対策、私たちとしては、参考人質疑も含めて、そしてまた長時間労働規制法案の
審議も含めてお求めをしている部分がございますので、それに関連した質疑をお
願い申し上げております。
それで、
厚生労働大臣に、通告に沿って
お尋ねをします。
昨日、カジノ法案と言われるこの法案が衆議院では成立となりましたが、これは本当に、各
委員の先生方も御案内のとおり、与党内におかれましても賛否が分かれるような、与党の公明党さんにおかれましても十一人の先生方が、桝屋先生も含めて、反対をされておられますし、朝日新聞に、まさに公明党の先生方の一人一人の賛否が触れられているんですね。
私は、一人一人の議員の先生方が、御自分のお考え、あるいはいろいろな
課題も含めて、
議論を、御自分の中で、苦渋の判断でそれぞれ賛否を決められた痕跡がうかがえると思っております。これは、私どもの党内でも同様に、本当にそれは
議論を積み重ねてきておりますので、各党において、それぞれ議員の個人の考え方によって賛否があって当然のことと思います。
ただ、問題なのは、六時間にも満たない
審議の中で、私もこの間の谷川弥一議員の質疑も含めて質疑録を拝見しております、この
審議で到底やはり十分とは言えない中で、衆議院で採決が行われて、あしたから参議院でも
議論がなされるとの
状況においては、国民の
皆さんが、反対が倍以上多い、とりわけ女性の方では三倍ぐらい反対の方が多い、こういう
状況下で、
年金やTPPもありましたけれども、とりわけこのカジノ法案については、やり方において、これはまさに与党公明党の山口代表も触れておられるように、国会における手続に問題があったのではないか。
これは、政府・与党の中におかれまして、もちろん議員立法ですが、一年後に
実施法が制定をされることも含めて、やはり、国民の
皆さんの
理解を得ないままにこのまま進めていくことに対しては、私自身も、依存症
対策については、実は学生時代にそういった分野を専門で勉強させていただいていて、そういった困っている方々のお役に立てればと当時学生時代に勉強させていただいていた経緯や、
家族会の方等と当時からのおつき合い、関係もあります。
ですから、まさに依存症、とりわけギャンブル依存症の
対策が、はっきり言えば、
実施法を一年後に先送りをされております、丸投げされています。もちろん、
厚労省の中におかれましての予算の増額や
対策についても話を聞いておりますから、きょうその点についても
お尋ねしますが、言ってみれば見切り発車です。
賭博、ギャンブルが合法化されて、負の側面については内閣
委員会でも
議論がなされてきたと思います。国や
自治体が選定をして、そしてまた、まさにそこで上がった収益を公益に還元するということですが、間違いなく、例えば依存症や、あるいは、場合によっては、きょう質問もさせていただきますが、家庭崩壊、自己破産、犯罪、さまざまなことにつながりかねない、そういった
状況の中で、少なくともこの
厚生労働委員会においては、依存症
対策所管でもありまして、私は、そういった部分も十分でないままに参議院における質疑が始まるということについては、これは本当に、国民の
皆さんに対して、今の
状況はゆゆしき事態だと思っております。
ぜひ、
塩崎大臣、まさにカジノ法案が仮に参議院においても成立すればですけれども、政府におかれまして、一年後に
実施法が出されてくるということになるわけですが、まず基本的な御認識を
お尋ねしたいんですね。
まず、いわゆるギャンブル依存症について、これは
病気であるのか、
病気でないのか、
大臣の御所見をお述べいただけますか。