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足立委員 当時、
平成二十五年、もう三年以上前の五月の
質疑で、ちょっと今いらっしゃいませんが、田村
大臣と相当やりとりをさせていただいた。(発言する者あり)ああ、いらっしゃる。
田村
大臣が、当時、
高齢者の
方々、それから
生活保護一歩手前の
方々、自立するぎりぎりのところの
方々、こういう
方々を、
高齢者ですよ、
高齢者の方についてどうその生活をお守りしていくのか、これはなかなか難しい問題でありますけれ
ども、社会的に大きな課題であるという認識は持っているので、またいろいろ一緒に
議論しようね、こういうことです。
ただ、
議論している間にみんな年をとっていきます。しっかりと、これは私は、抜本的な
制度、
高齢者向けの、
年金制度をさらにサポートする第二のセーフティーネットは絶対に要ると改めて主張しておきたいと思います。
残る時間、どうしても看過できなかったので、所得代替率の話をちょっとやっておきたいと思いますが、これは田村
委員と長妻
委員のところで若干出たんだけれ
ども、国民の皆様にもっとはっきりと言っておいてあげた方がいいと思うんですね。
年金カット
法案と
政府・与党の
法案を批判していますが、民進党のカット率はもっと深いんですよ。ここにありますけれ
ども、民進党は、いわゆる賃金スライドに加えて、十五歳から六十四歳の人口減少率掛けるアルファ、アルファがゼロから一ですよ。わけがわからない。
だから、本当に民進党は、もし人のことを……(発言する者あり)いや、僕は
政府の
法案をサポートしていませんよ。そうだけれ
ども、
政府・与党よりもひどい、深いカット率を提案しておきながら、
政府に対してカット、カットとレッテルを張るのは、私は本当に、本籍を
厚生労働委員会に持つ者として、やはりこれは看過できないんですよ。だから、ぜひそういうデマはこの
厚生労働委員会からもう出ていってもらう。田村先生、ぜひ御協力をよろしくお願いします。
さて、もう時間がないので、大事なこと。
そもそも、きょうも
議論がありました五〇%。しかし、この五〇%というのは、長妻さんもさすがですよ、ミスター
年金、言っていること、方向は間違っていますけれ
ども、ところどころ
指摘は正しい。そのときに、今
政府がやっているネット分のグロスというのが必ずしも絶対的な分数ではない。今の
法律にはそう規定されているが、
法律を変えたっていいわけです、また、継続的に。
私がもう
一つ指摘したいのは、財政検証をしたときに八つのパターンがありましたね。それは全部五〇を満たしていますか。満たしていないんですよ。
大臣、財政検証、八つの検証のシナリオがありました。そのうち、八つのうち三つはもう五〇を割っているんですよ。
だからこそ、当時の田村
大臣は、これはひとり
厚生労働政策の問題ではない、これは、
年金だとか社会保障、ひとり社会保障の問題ではなくて、日本の国の存亡のかかった戦いなんだと。(発言する者あり)いやいや、田村
大臣がおっしゃっていたんですよ。この戦いを我々はやり遂げていかなあかん、こういう御
指摘、私はいたく感銘をしたことを覚えているわけであります。
大臣に私が求めたいのは、五〇を割らないようにするという
一つの方向性で政策を講じていらっしゃることは、私は悪くないと思いますよ。だから、これは
年金カット
法案ではなくて、生涯
年金確保
法案とおっしゃっていますが、私はむしろ、だって、僕らが、日本維新の会と自民党、公明党が政権にあればデフレに陥らないように頑張るんだから。でも、民進党が言っていることをやればデフレになるんだから。今回の
法案は、民進党政権対策
法案ですよ。
ただ、加えて、私が最後に訴えたいことは、あえて言えば、
政府は生涯
年金確保
法案だと言う。でも、私に言わせれば、それは民進党政権対策
法案だと。ただ……(発言する者あり)ちょっと静かにしてよ。人の席に座らないでくださいよ。
大臣、あと……(発言する者あり)
委員長、ちゃんとやります。
大臣、僕が言いたいことは、抜本改革は今から
準備した方がいいということなんですよ。今、厚労省の中に、そういう抜本改革の
準備をしている部屋はないんですか。組織はないんですか。