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松浪委員 日本維新の会の
松浪健太であります。
ちょっと議場が寂しいですね、多分定足ぎりぎりかなと
思いますので。大丈夫ですか。足りていたらいいんですけれども。
本日は、決算
委員会の全体的
質疑ももうこれで最後だということでありますので、私は、この決算
委員会の
あり方自体についての質問を行いたいと
思います。
この決算行政監視
委員会は、
委員の方々も御承知のとおり大変な異常事態が続いているわけでありまして、本日も、
審議をしているのは二十四年、二十五年と、いつの話やねんという、これぐらい前の決算を
審議しているということに一応なっているわけであります。
今回、この決算
委員会は歴代
委員長が非常に多く残っているわけでありまして、
委員長を経験すると、この問題は何とかせないかぬということで、自民党の方にも
後藤田先生、さらには民進さんの方にも
石関先生それから松木先生、そして維新も不肖私が残っておりまして、今回、
大臣経験もおありの大物決算行政監視
委員長がおられるということでありますので、私も、
国会生活十数年になりましたけれども、初めて
委員長にも通告をするという議論をきょうはさせていただきたいと
思います。そして、きょうの
質疑を通じて、この
議事録を見ればこれまでの決算行政監視
委員会の問題、そしてこれから我々が進むべき道をしっかりとここで示せるような、そうした議論にしていきたいと
思います。
まずもって、この決算
委員会は、量の問題もあります、
質疑時間の問題もありまして、今まで政局の中で大変翻弄されて
質疑時間がとれなくて、十一月に毎年毎年決算
審査がおりてくるので、二十四、二十五、二十六、二十七と、これで四年分たまる、こんな国がどこにあるのかという話でありまして、不肖私が
委員長のときも、二十一年、二十二年、二十三年の三年分を一括して
審査するという大変な
状況でありました。
ですから、量の問題と、それから質の問題というのがあります。政権が自公政権になってから谷畑
委員長がつかれて、そして海外の視察も行って、イギリス、ドイツ、フランス、こういった国々の決算の
あり方というものも我々は学ばせていただいて、参議院は決算の府と言われて決算
委員会が動いているけれども、
衆議院は動かずともこうして我が国日本が動いてきたというのも、これで我々が参議院のカーボンコピーになっても仕方のない
状況でありまして、我々
衆議院は
衆議院独自の決算行政監視
委員会の
あり方を持っていかなければならない。
まず、これまで決算改革論議を行ってまいりました。その前に、先ほど申し上げた二十一年、二十二年、二十三年、決算の議決案というのもありますけれども、私のときにまとめたのですけれども、そのときも議決案をつくるのが非常に大変で、この決算
委員会で要は決算に関する質問が非常に少ないんですね。決算に関する質問が非常に少ない。きょうは割とすいていますけれども、きょうも私は本当に真面目に朝から今までずっと座っておりまして、決算に全く関係のない質問を徹頭徹尾される先生が非常に多かった。
先ほどここで、午前中は
後藤先生がたしか決算の問題に少し触れられました。交付金を地方債の返済などに持ち込むのはどういったものかというんですけれども、ああ、やっと決算の話が出たなと思ったら、これは二十六年度決算でありまして、きょうは二十四、二十五。次に何をするのかなというぐらい、今、形骸化をしているわけであります。
また、先ほど青柳先生は、きょう唯一、徹頭徹尾決算の質問。私はなかなか感心して聞いておりましたけれども、青柳先生の質問は二十七年度決算の話でありまして、いかに今回の決算が空洞化しているかということであります。
そして、議決案を調査局がこうやって、例えば党ごとにどういう質問がありましたと書いて、今回の議決案の用意もありますので、
通常は
分科会までの
内容なのできょうの
審議は入らないんですけれども、先ほどの青柳先生の話とかは僕はすごく入れてほしいと
思います。
こうやって見てくると、我が党の
吉田議員が先般の
分科会でやった分はことしの決算、二十四、二十五に関係がありました。そしてまた、原口議員が
平成二十四年度の
防衛火工品の問題、これは
予算委員会などでも触れられましたけれども、これも決算に関係がありました。まあ
野党の質問を見ても、議決案をつくる一覧表に決算の議論がない。ないといっても、もう一つありましたね。維新の党のときに私がやったもの、東日本大震災の被災地における防災集団移転。びっくりしました、僕はこの表を見て。この質問をしたのを僕は忘れていましたよ、本当に。いつのことだったかなということでありまして、麻生
大臣にお聞きをするのも大変恐縮なわけであります。
この議決案は本来はフィードバックをしなければいけないものなんです。建前上、これは各省への徹底を図っていかなきゃいけない。また、
財務省としては決算議決のフィードバックをしなければならないものだと
思います。
私らがまとめたのですけれども、二十一から二十三年も正直古過ぎて、しかも民主党政権で、なかなか
財務省にお聞きするのも大変なわけでありますけれども、
大臣に大変、決算行政監視
委員会の改革のために、前向きでない答弁をいただければありがたいと
思います。