○福山
委員 ありがとうございました。よろしくお願いを申し上げたいと思います。
さて、昨年、たしか十一月の十七日だったと記憶しておりますけれども、自民党の方で、
政府大綱の、そういう整理をしたものに対して、党としてまとめて上げたような記憶があります。そのときに、特に農林の方がどうしても非常に難しい部分があるということで、一週間おくれてこれはしたと思っております。
そういう中で、
先ほど言われた重要五項目について、いろいろな各種団体との整理の仕方の中で、私は、一歩前へ進んで、これはそういう形の中で、
森山前
大臣あるいは
江藤国益を守る会の会長、そういういろいろな
努力の中で、部会を開く、議論の中で、私もよく拝察をしております。
ただ、そういう中で、二段階といいますか、昨年の十一月に大綱を
政府がまとめて発表され、そして、ことし十一月を目途に次の段階の
農業としての成長戦略、あるいは、いろいろこれからの各団体のプラス面、マイナス面の整理をどうしていくかというのが今の状況であると思います。
特に、
輸出の拡大という点について
山本大臣にお伺いしたいと思います。
TPPの
意義として
輸出の
機会拡大が挙げられて、
農林水産物、食品について特に言われております。
政府は一兆円の
輸出目標の前倒しを表明しておりますが、この
輸出拡大に向けて、私は、
TPP参加国よりむしろ非
参加国への
対応、こういうことが大事ではないかなと。
先ほど石原大臣の御答弁にもありましたけれども、
参加国に対しては、それぞれの国の方でいろいろな整理はしやすいと私は思っております。でも、非
参加国の中ではそれが非常に難しいと私は考えております。当然、検疫や通関など、そういう
交渉の中では、
参加国は、安易ではないですけれども、比較的話が進みやすいということになりますけれども、非
参加国は、実態として
人口も多く、
輸出先としては魅力があるものの、さまざまな課題がある。
例えば、先般、水産の部会の中でお二人の先生が話をしました。その中で、サンマの最盛期を迎えているが、
日本のサンマ漁船が、サバやイワシの混獲の問題もあり、某国のチェック
ポイントで十五時間から二十時間にわたって足どめされている、また、いまだサンマ漁船が古釜布に十日間も足どめされているとか、漁獲物の価格低下の問題もさることながら、乗組員の健康や食料の問題が心配される、こういうふうな
意見も出たり、関連して、某県のサンマ漁船からも、チェック
ポイントにおける検査が非常に厳しくなった、そういう問題もいろいろ出ておるわけなんですね。
また、私、一昨年、政務官をやらせていただいたときに、OECDのNEAの方に行ったときに風評被害
対策のいろいろな話をしてまいりました。そういう中で、ことし十一月に福島の方でワークショップを開いていただけるということになっておるんですけれども、そういう輸入規制あるいはこういういろいろな問題というのが
各国とも、EUはEUで高いものがあるし。
だから、そういう問題を含めた、
輸出拡大に向けた、
TPP非
参加国、こういうことに対しても、強く推し進めていくクリアしなきゃいけない問題が多々あると思います。そこらあたりの
見解を、どう取り組んでいるのか、
大臣にお伺いしたいと思います。