○吉田(豊)
委員 日本維新の会の吉田
豊史です。
委員会初
質問でございますので、
委員長初め
委員の皆様の御指導をいただきまして、また、
大臣初め副
大臣の皆様、答弁の皆様の厳しい御鍛えもいただいて頑張ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
きょう、最初は、私はおわび二つから入らなくてはいけないと思うんです。
まず
一つは、下地ワールドを楽しみにしていらっしゃった皆さんには、当面私の方が
質問させていただくということです。
それからもう
一つは、きょうは
南スーダンの
質問を準備しておかなくてはいけないということを、今になって私は大変まずかったなと思っておるのでございますけれども、よく考えますと、
安全保障の中における
南スーダンの問題というのは、私自身の今一番大事なテーマは実はアメリカの大統領がトランプにかわるということですけれども、そのことによって、国家の
安全保障を考えたときに、当然考えなくてはいけない両面があると思います。
それは、私の思いでは、
一つはやはり国家として自立していくという自立のこと、それからもう
一つは連携を図っていく、この両方がうまいことバランスをとることによって世界としての共存共栄があるんじゃないかな、こう思うわけです。
そういう大きな考えの
もとに私自身がきょう準備してまいりましたのは、基本的に、我が国の、この国をきちっとどう守っていくのかという部分に重点を置かせていただいて
質問させていただこうと思っております。
私がきょうまず最初にお聞きしたいのは、
日本という国の
安全保障を考えたときには、当然、今回トランプが生まれるということによって、さまざまな分野において、例えばTPPの問題もそうでしょうし、それから今回の私たちのテーマである
安全保障の方もそうなんですけれども、どういうふうな戦略上の重点を置くのかというバランスの問題だと思うわけです。
ここにおいて明らかに、
一つの意味では、トランプが生まれるということは、非常に不安定な要素もありますが、逆にこれをきちっとチャンスと捉えて、今必要な、今までできなかったことを改めて準備する、そういう
機会でもあるかなというふうにも考えるんです。
我が国の
安全保障の
状況を考えたときに、
幾つか私自身がいつも思いますのは、私は議員になりましてまだ日が浅いんですけれども、常に国会でやっている論争とかというのは、
言葉としても非常にレベルが高いわけですね。きょうの午前中からのこの
安全保障委員会のやりとりを見ていましても、やはり
国民の
方々も、お聞きになっていても、本当に問題のあるところはどこなのかということが非常にわかりづらいだろうと思うわけです。
私が一番わかりやすいなと思いますのは、例えば、
日本という国を守っていくという中にあって、さまざまな
外国からのいろいろな物事が起こるわけですけれども、何か物事が起こったときに、これはどうなっているのかというふうに
国民は自覚をする、気づくという形だと思います。
それで、直近のところを私なりに、守るという意味で考えてみましたところ、守るということは、私は、きょうのテーマ、大きなものでいうと警備すると言えばいいか、そういうことが重要だろうと思いますし、何を守るのかというと、
日本の国土を守る。
国民を守るということは国土を守るということだと思いますが、
日本という国が島国だということを考えたときには、やはり外からのさまざまなアクションというのは、必ず海の中か海上、その上になると空になりますけれども、この三つしか入ってくる方法はないわけです。ですから、ここで何が起こっているかということをきちっとやはり捉まえて、そしてそれに対して国家としてどう対応していくのかというところが一番わかりやすい話じゃないかなと思っています。
その意味で、きょう最初にお聞きしたいのは、少しさかのぼりますけれども、中国の漁船のサンゴの密漁の問題というのがあったと思うんですね。
私が何でサンゴの問題を取り上げるかというと、自分自身が、趣味の
範囲なんですけれども、ずっと海で素潜りをやっていまして、海に潜ったりするんですが、海の中というのは、実は、私たちの領海であれ何であれ、自分たちの身近なところであってもどうなっているかわかりにくいという根本的な要素を持っておるわけです。ですから、サンゴの問題にしても、さまざまなことが物事として、事件として大きくなってから
国民は気づいて、これはどうなっているんだという話になったと思うんですね。
このことについて、現時点で、サンゴの問題というのはどういうふうにして国家として今対応なされているのかというところについて、まず副
大臣にお聞きしたいなと思います。