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2016-03-16 第190回国会 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十八年三月十六日(水曜日) 午前十一時十九分開会 ─────────────
委員
の
異動
二月十日
辞任
補欠選任
清水
貴之
君 東 徹君 三月十五日
辞任
補欠選任
熊谷
大君
井上
義行
君
酒井
庸行
君
石田
昌宏
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
田中
直紀
君 理 事
上月
良祐君
滝波
宏文
君 堀井 巌君
宮本
周司
君 森
まさこ
君
大島九州男
君
風間
直樹
君 浜田 昌良君 委 員 阿達 雅志君 愛知 治郎君 有村 治子君
井上
義行
君
石田
昌宏
君 上野 通子君 岡田 広君
片山さつき
君
佐藤
正久君
高階恵美子
君 塚田 一郎君 中原 八一君 林 芳正君 堀内 恒夫君 石上 俊雄君
神本美恵子
君
櫻井
充君 徳永 エリ君 浜野
喜史
君 福山 哲郎君 増子 輝彦君
新妻
秀規
君
若松
謙維君
紙
智子
君 田村
智子
君 東 徹君
真山
勇一
君
中野
正志君 山口 和之君
渡辺美知太郎
君
国務大臣
国務大臣
(
復興大臣
)
高木
毅君 副
大臣
復興
副
大臣
長島
忠美
君
復興
副
大臣
若松
謙維君
復興
副
大臣
山本
順三
君
大臣政務官
復興大臣政務官
高木
宏壽
君
復興大臣政務官
豊田真由子
君
復興大臣政務官
星野
剛士
君
事務局側
常任委員会専門
員
田中
利幸君
常任委員会専門
員
櫻井
敏雄君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
東日本大震災復興
の
総合的対策
及び
原子力問題
に関する
調査
(
東日本大震災復興
の
基本施策
に関する件) (
平成
二十八年度
復興庁関係予算
に関する件) (
派遣委員
の
報告
) ─────────────
田中直紀
1
○
委員長
(
田中直紀
君) ただいまから
東日本大震災復興
及び
原子力問題特別委員会
を開会いたします。 議事に先立ち、一言申し上げます。
東日本大震災
の
発災
から五年が経過をいたしました。 本日まで
被災地
では様々な
取組
がなされてきましたが、まだまだ道半ばでございます。 本
委員会
としても、
与野党一丸
となって
被災地
の
復興
のため引き続き力を尽くしてまいりたいと思います。 ここに、改めて、犠牲になられた
方々
の御冥福をお祈りし、謹んで
黙祷
をささげたいと存じます。 どうぞ御起立願います。
黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
田中直紀
2
○
委員長
(
田中直紀
君)
黙祷
を終わります。御着席ください。 ─────────────
田中直紀
3
○
委員長
(
田中直紀
君)
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 昨日までに、
清水貴之
君、
熊谷大
君及び
酒井庸行
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
東徹
君、
井上義行
君及び
石田昌宏
君が選任されました。 ─────────────
田中直紀
4
○
委員長
(
田中直紀
君)
東日本大震災復興
の
総合的対策
及び
原子力問題
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
東日本大震災復興
の
基本施策
について、
復興大臣
から
所信
を聴取いたします。
高木復興大臣
。
高木毅
5
○
国務大臣
(
高木毅
君)
復興大臣
を拝命いたしております
高木毅
でございます。
東日本大震災復興
及び
原子力問題特別委員会
の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
東日本大震災
から十一日で五年を迎えました。 未
曽有
の大
災害
であるこの
震災
からの
復興
には、多くの困難が伴うと同時に、
長期
にわたっての
取組
が必要となります。
安倍内閣
では、これまでも、
復興
の
加速化
を
内閣
の最
重要課題
の一つとして位置付け、政府を挙げて
復旧復興
に取り組んでまいりました。 その成果もあり、
地震
・
津波被災地域
では、
住まい
の
再建
や
なりわい
の
再生
が本格化しています。
福島
の一部
市町村
では
避難指示
の
解除
も行われています。 一方、
避難者
の数は四十七万人から十七万人に減少いたしましたが、いまだ多くの
方々
が不自由な
生活
を余儀なくされております。
被災者
の
方々
一人一人の置かれた
状況
を踏まえ、きめ細やかに
対応
していく必要があります。 本年は、十年間の
復興期間
のちょうど折り返しを迎える、まさに節目の年に当たります。四月からはいよいよ後期五か年の
復興
・
創生期間
に入ります。
復興
・
創生期間
においては、
住宅再建
をしっかりと進めるとともに、
被災地
の
なりわい
の
再生
や
心身
の
ケア
を着実に進めてまいります。 また、
被災地
を
地方創生
の
モデル
にする決意の下、
被災地企業
による新たな
取組
の
支援
や
観光復興
の
取組
の
強化
などに取り組んでまいります。 次に、具体的な
取組
について申し上げます。
仮設住宅
での
生活
の
長期化
や
災害公営住宅
への
移転
に伴い、
心身
の
ケア
、
コミュニティー形成支援
がますます重要な
課題
となってまいります。また、人と人とのつながりをつくり、前向きに暮らしていただくため、
生きがいづくり
も重要となっています。 国としても、
市町村
や
関係者
への
支援
を通じて、
被災者
の
方々
の
支援
に力を入れてまいります。 また、ピークを迎えた
住宅再建
をしっかりと進めてまいります。
住宅再建
と
復興まちづくり
は、
計画策定
、
用地取得
から
工事実施
の段階に入っており、
高台移転
や
災害公営住宅
は九五%を超える
事業
が始まっています。
被災地
の
方々
に一日でも早く一戸でも多く安心できる
住まい
に移っていただけるよう、県や
市町村
をきめ細かく
支援
してまいります。 また、
被災地
の
経済発展
の基盤となる
復興道路
、
復興支援道路
の
整備等
を引き続き進めてまいります。 町のにぎわいや
生活
を
再建
するためには、
住宅再建
と併せて、
産業
や
なりわい
の
再生
にも更に力を入れる必要があります。 このため、
被災企業
の設備の
復旧
、
商業施設
の
整備
、
震災
により失った
販路
の
回復
に加え、
企業
の
新規立地
の
促進等
に、より一層力を注いでまいります。 また、特に、本年を
東北観光復興元年
として、全国的な
外国人観光客急増
の流れから大きく遅れている
東北
の
観光復興
に向けた
取組
を
強化
してまいります。 一方、
福島
の
復興再生
については中
長期
的な
対応
が必要な
状況
ですが、昨年九月に楢葉町で
避難指示
が
解除
されるなど、
復興
に向けた
動き
は着実に
進展
しております。
避難
が
長期化
する中、
被災者
の
方々
の中には、戻られる方、
帰還
を待つ方、新しい
生活
を始める方がいらっしゃいます。 戻られる方には、
早期帰還
のために、
除染
、
中間貯蔵施設
の
整備
、
インフラ復旧
のほか、
町内復興拠点
の
整備
を
支援
してまいります。
帰還
を待つ方には、
復興公営住宅
の
整備等
を進めてまいります。 さらに、安全・
安心対策
や
産業振興
などにも取り組みます。 引き続き、
福島
の
復興再生
に向け、国が前面に立って、
関係省庁
と緊密に
連携
して
全力
で取り組んでまいります。
被災地
は、
震災
前から
人口減少
や著しい
高齢化等
の
課題
を抱えております。 そのため、
復興
を進めるに当たっては、単なる
復旧
にとどまらず、全国の
モデル
ともなる先進的な
取組
の
推進
として、新しい
東北
の
創造
に取り組んでおります。 具体的には、
地域資源
の発掘や
高齢者
の
社会参加等
、
被災地
で芽生えた先進的な
取組
を
支援
するとともに、その普及や展開を図るほか、
経済界
、大学、NPOなど、
復興支援
に携わる様々な
方々
の
連携
の場として設立した
官民連携推進協議会
の下で、官と民が手を取り合って、
東北
に持続的な活力をもたらしてまいります。
復興
の
ステージ
の
進展
に応じて新たな
課題
が出てまいります。引き続き、
現場主義
に徹して
被災地
の
意見
をよく伺い、より一層
被災者
に寄り添いつつ、
復興
の司令塔としてしっかりと
復興
に取り組んでまいります。 また、
震災
五年を機に、
震災記憶
の
風化
、
風評
への
取組
、国際的な
情報発信
を
強化
してまいります。
田中委員長
を始め
理事
及び
委員各位
におかれましては、引き続き
復興施策
への御
理解
と御
協力
をくださるよう、心から
お願い
を申し上げます。 ありがとうございました。
田中直紀
6
○
委員長
(
田中直紀
君) 次に、
平成
二十八年度
復興庁関係予算
について、
復興
副
大臣
から
説明
を聴取いたします。
長島復興
副
大臣
。
長島忠美
7
○副
大臣
(
長島忠美
君)
復興
副
大臣
の
長島忠美
でございます。どうぞよろしく
お願い
をいたします。 引き続き、
総括業務
及び
地震
・
津波災害
からの
復興
に関する
事項
、
宮城復興局
に関する
事項
を
担当
いたします。
高木大臣
を支えて、
現場主義
に徹し、
被災地
に寄り添い、
日本
の
再生
に向けて
全身全霊
で取り組んでまいりますので、
田中委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を何とぞよろしく
お願い
を申し上げます。
平成
二十八年度
復興庁予算
について御
説明
申し上げます。
復興庁
においては、
復興
の
ステージ
の
進展
に応じて生じる
課題
に的確に
対応
しつつ、
復興
・
創生期間初年度
における
被災地
の
復興
に必要な
取組
を強力に
推進
するための
予算
として、
東日本大震災復興特別会計
に総額二兆四千五十五億円を計上しております。 以下、その
主要施策
について御
説明
申し上げます。 第一に、
被災者支援
については、
被災者
の
住宅再建等
を引き続き
支援
するとともに、
長期避難者
の心の
ケア
や
コミュニティー形成
など、
復興
の
進展
に伴い生じる
課題
に総合的かつ効果的に
対応
するため、
被災者支援
の
取組
の
強化
に必要な
経費
として、千百十四億円を計上しております。 第二に、
住宅再建
と
復興まちづくり
については、
住宅再建
に関する
事業
の
進展等
を踏まえつつ、引き続き
復興まちづくり
を着実に
推進
するとともに、
復興道路
、
復興支援道路
の
整備等
に必要な
経費
として、一兆千三百十八億円を計上しております。 第三に、
産業
や
なりわい
の
再生
については、自立的な
地域経済
の
再生
に向け、
販路
の
回復
や
観光復興
に向けた
取組
を
強化
するとともに、
企業立地
による
雇用
の創出や
商業回復
、
福島
の
原子力災害被災地域
における
産業
の
復興等
に必要な
経費
として、千三百七十四億円を計上しております。 第四に、
原子力災害
からの
復興再生
については、住民の
帰還促進
や十二
市町村
の
生活
の再構築に向けた
取組
を
強化
するとともに、本格的な進捗が見込まれる
放射性物質汚染廃棄物
の処理を着実に
推進
するなど、
福島
の
復興再生
を加速するために必要な
経費
として、一兆百六十七億円を計上しております。 その他、新しい
東北
の
創造
に必要な
経費
として、
所要額
を計上しております。 なお、
東日本大震災復興特別会計
においては、
復興庁予算
に加え、
復興加速化
・
福島再生予備費
や
震災復興特別交付税交付金
など、八千四百十四億円を計上しており、全体では、三兆二千四百六十九億円を計上しております。 以上、
平成
二十八年度の
復興庁予算
の
概要
について御
説明
を申し上げました。 何とぞ御
理解
と御
協力
をよろしく
お願い
をいたします。
田中直紀
8
○
委員長
(
田中直紀
君) 以上で
所信
及び
予算
の
説明
の聴取は終わりました。 本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 この際、
復興
副
大臣
及び
復興大臣政務官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。
若松復興
副
大臣
。
若松謙維
9
○副
大臣
(
若松謙維君
)
復興
副
大臣
の
若松謙維
でございます。どうぞよろしく
お願い
申し上げます。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
及び
再生
に関する
事項
を
担当
するとともに、
福島復興局
及び
茨城事務所
に関する
事項
を
担当
いたします。
高木大臣
を支えて、
被災
された多くの
方々
が
復興
に希望を持てるよう、活力ある
日本
の
再生
に向けて
全身全霊
で取り組んでまいります。 特に、双葉郡はこれからが本格的に
復旧復興
となりますので、今まで以上に
現場主義
で働いてまいりますので、
田中委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を何とぞよろしく
お願い
申し上げます。
田中直紀
10
○
委員長
(
田中直紀
君)
山本復興
副
大臣
。
山本順三
11
○副
大臣
(
山本順三
君)
復興
副
大臣
の
山本順三
でございます。どうかよろしく
お願い
を申し上げます。
地震
・
津波災害
からの
復興
に関する
事項
を
担当
をいたします。
高木大臣
を支えて、そして
被災地
に心を寄せながら、
復興
・
創生期間
、
全力
を挙げて
復興
の
加速化
のために頑張ってまいりたいと思いますので、
田中委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
、くれぐれもよろしく
お願い
申し上げます。
田中直紀
12
○
委員長
(
田中直紀
君)
高木復興大臣政務官
。
高木宏壽
13
○
大臣政務官
(
高木宏壽
君)
復興大臣政務官
の
高木宏壽
でございます。どうぞよろしく
お願い
をいたします。
総括業務
及び
地震
・
津波災害
からの
復興
に関する
事項
並びに
岩手復興局
に関する
事項
を
担当
いたします。
関係
副
大臣
とともに
高木大臣
を支えてまいりますので、
田中委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
協力
、よろしく
お願い
いたします。
田中直紀
14
○
委員長
(
田中直紀
君)
星野復興大臣政務官
。
星野剛士
15
○
大臣政務官
(
星野剛士
君)
復興大臣政務官
の
星野剛士
でございます。どうぞよろしく
お願い
申し上げます。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
及び
再生
に関する
事項
に係る
経済産業省
との
連絡調整
に関する
事項
を
担当
をいたします。
関係
副
大臣
とともに
高木大臣
を支えてまいりますので、
田中委員長
を始め
理事
、
委員各位
の御
協力
と御
指導
、どうぞよろしく
お願い
申し上げます。
田中直紀
16
○
委員長
(
田中直紀
君)
豊田復興大臣政務官
。
豊田真由子
17
○
大臣政務官
(
豊田真由子
君)
復興大臣政務官
の
豊田真由子
でございます。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
と
再生
に関する
事項
に係る
文部科学省
との
連絡調整
に関する
事項
を
担当
いたします。
関係
副
大臣
とともに
高木大臣
をお支え申し上げ、
被災地
に寄り添ったきめ細やかな
復興
の
加速化
に
全力
で取り組んでまいる所存でございますので、
田中委員長
を始め
理事
、
委員
の
先生方
の御
指導
と御
協力
を何とぞよろしく
お願い
申し上げます。 ありがとうございます。
田中直紀
18
○
委員長
(
田中直紀
君) 次に、先般本
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
大島九州男
君。
大島九州男
19
○
大島九州男
君 去る二月八日、九日の二日間、
宮城
県及び
福島
県において、
東日本大震災
の
被災地
における
復旧
・
復興状況等
の実情を
調査
してまいりました。
参加者
は、
田中直紀委員長
、
森まさこ理事
、
上月良祐理事
、
滝波宏文理事
、
宮本周司理事
、
風間直樹理事
、
熊谷大
委員
、
新妻秀規委員
、
紙智子委員
、
真山勇一委員
、
清水貴之委員
、
中野正志委員
、
山本太郎委員
及び私、
大島
の十四名であります。 以下、
調査
の
概要
について御
報告
いたします。 初日は、
宮城
県に赴き、
バス
の
車中
にて、
復興庁宮城復興局
から管内の
復旧
・
復興
の
現状
と
課題
について
説明
を聴取した後、
気仙沼
市を訪れました。 まず、
気仙沼中央公民館
の
屋上
より
被災地
の
現状
を俯瞰した後、同
公民館
内において、
菅原市長
から、
気仙沼
市の
復旧
・
復興
の
状況
について
説明
を聴取しました。
気仙沼
市では、
地震
による
地盤沈下等
からの
復興
に取り組むとともに、多様な
水産関連産業
が立地する強みを生かし、
主力産業
である
水産業
の
創造的再興
を図っていきたいとのことでありました。 続いて、
市当局
から、
応急仮設住宅
の
入居者等
に係る
支援
の
現状
と
課題
について
説明
を聴取しました。 その後、
バス車中
より、
南気仙沼地区被災市街地復興土地区画整理事業
を視察しました。同
事業
は、総
面積
約三十二・五ヘクタールで、
平成
二十九年度の
完成
を
予定
しており、
災害公営住宅
の
予定地
から
造成工事
がなされているとのことでした。 次に、
朝日町地区
の
気仙沼造船施設整備高度化事業
を視察しました。同
事業
は、
被災
した
造船事業者
が
集約
、統合により新会社を設立し、市が
地盤
をかさ上げして造成する
用地
に、
津波
に弱い
斜路方式
ではなく、船舶をリフトで上下させる
シップリフト方式
による
津波対応型造船施設
を
整備
するものであります。また、同
地区
では、L2
津波
にも耐え得る強固な
漁業用燃油施設
を
整備
するとのことでした。 次いで、
災害公営住宅
である
市営南郷住宅
を視察しました。同
住宅
は、
平成
二十七年に
完成
し、
鉄筋コンクリート構造
の建物三棟、百六十五戸が
整備
されております。旧
南気仙沼小学校
が担ってきた
地域
の
コミュニティー機能
を受け継ぐとともに、
指定避難所等
としての
役割
を有しているとのことでした。 次に、
バス車中
にて、
菅原市長
から、
復興事業
に係る
マンパワー
の
確保
、
復興交付金効果促進事業
の
使い勝手
の向上、
外国人技能実習生
の受入れ、水産物の
禁輸措置
の
解除等
に関する
要望
について
説明
を聴取しました。 その後、
防潮堤整備事業等
が計画されている
大谷海岸周辺
を視察し、
宮城
県等から
説明
を聴取しました。
被災
前は
国内有数
の
海水浴場
であった同
海岸
の砂浜の保存と良好な
景観形成
のため、地元からは、国道四十五号をかさ上げし、L1
津波
に
対応
する
防潮堤
との
兼用堤
とすることなどが
要望
されており、
関係行政機関
において検討がなされているとのことでした。 続いて、
南三陸
町に移動し、
南三陸
町旧
防災対策庁舎
前において黙礼を行った後、付近の
高台
より
被災地
の
現状
を俯瞰しつつ、
宮城
県から同
庁舎
について、また、
南三陸
町から
志津川地区被災市街地復興土地区画整理事業等
について、それぞれ
説明
を聴取しました。
南三陸
町旧
防災対策庁舎
は三階建てで高さ十二メートルでありましたが、
津波
により、
屋上
に
避難
した五十四名のうち四十三名が亡くなられたとのことでした。同
庁舎
の取扱いにつきましては、最終的な結論は出されておらず、
震災
から二十年となる
平成
四十三年の三月十日までの間、
宮城
県が維持管理し、一時保存することとなっています。
志津川地区被災市街地復興土地区画整理事業
は、低地にある
市街地
が
災害危険区域
に指定され、
住宅
が
高台
に
移転
することに伴い、その
地盤
をかさ上げし、
産業
、
観光等
に係る
都市機能
を
集約
するものであります。総
面積
約六十・二ヘクタールで、
平成
三十年度の
完成
を
予定
しているとのことでした。 次に、
南三陸病院
及び
総合ケアセンター南三陸
を視察しました。同
病院
は、前身の
公立志津川病院
が
津波
で
被災
したため、
高台
に
整備
された
診療科
十科目、病床数九十床の
総合病院
であります。医療、保健、福祉の
一体整備
の
町づくり
を具現化するものとして、台湾からの
支援
なども受け、本設
復旧
した
施設
であり、昨年十二月から利用を開始したとのことでありました。 その後、
津波
で浸水したものの
避難所
の
役割
を果たした
南三陸ホテル観洋
において、
震災
当時の
状況
や
南三陸
町の
復旧
・
復興等
について
佐藤南三陸町長
及び同
ホテル
の
阿部おかみ
と
懇談
を行いました。 二日目は、
福島
県に移動し、県庁において、
福島
県の
復旧
・
復興
の
状況
について
説明
を聴取しました。 まず、
内堀知事
から、
避難者支援
と
生活再建
、
原発事故
に係る
作業状況
、
除染
の
推進
、
県民
の
心身
の
健康確保
、
農林水産業
の
現状
と安全・
安心対策
、
観光
、交流の
状況
と
再生
に向けた
取組
、
再生可能エネルギー
の
導入推進
、
イノベーションコースト構想等
について
説明
を聴取しました。 続いて、県の各
担当部局
から、
原発事故
への
対応
、
避難地域
、
浜通り地域
の
復興
・
再生
、
風評
の払拭及び
風化防止対策
の
強化
に関する
要望
について
説明
を受けました。 その後、
派遣委員
との間で、
グループ補助金等各種補助金
の
使い勝手
、教職員の加配と
教育相談体制
の充実、
イノベーションコースト構想
の
具体化
、医師、
看護師等
の
人材確保
、
中間貯蔵施設
に係る
取組
、
避難者
を始めとした
県民
の
健康確保
に向けた国の
支援
、
原発事故
の
汚染水対策
、
原子力損害賠償
の在り方、
福島県内
における
雇用対策等
について
意見
が交わされました。 次に、
二本松
市に移動し、
野地二本松市議会議長
から、同
市内
における
除染対策
及び
空間線量モニタリング対策
について
説明
を聴取しました。
派遣委員
との間では、
森林除染
が
要望
されている背景、
二本松市内
に設置されている
応急仮設住宅
の
集約等
について
懇談
が行われました。 なお、二日目の午後に、いわき市において
清水市長
との
意見交換等
を行う
予定
でしたが、参議院本
会議
が開会されることとなり、訪問を取りやめた次第であります。 以上が
調査
の
概要
であります。
震災
から五年が経過し、新しい
復興
・
創生期間
を迎えるとされていますが、
被災地
においては、いまだに
避難者
の
生活再建
や健康問題などの
課題
が山積している
状況
であります。しかし、その一方で、新
産業
への
取組
、
道路
や
公共交通
の再開、新しい
病院
の設置など
復興
の光が見えつつあります。こうした
被災地
の
復興
・
創生
の
動き
がより一層
加速化
されるよう、国としても適切な
対応
を図る必要があることを改めて強く認識した次第であります。 最後に、私どもの
調査
に御
協力
をいただきました皆様に対し、厚く御礼を申し上げますとともに、
被災地
の一日も早い
復興
・
創生
が果たされますようお祈り申し上げまして、
派遣報告
を終わります。
田中直紀
20
○
委員長
(
田中直紀
君) 以上で
派遣委員
の
報告
は終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時四十三分散会