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三木亨君
皆さん、こんにちは。自由民主党の
三木でございます。
最近随分春めいてきまして、暖かくなってまいりました。今日も二十度ぐらいまで上がるそうでございまして、花粉症の方には花粉がいっぱい飛び回っているのが見えるという方がいらっしゃいますけれども、そういう季節になってきたのかなという気がいたします。最近一番びっくりしましたのが、阿蘇のあの火山灰に耐えてきた
馬場先生の鼻が花粉に最近やられてしまったということをお聞きしました。今日もマスクをしていますが、お大事にどうぞなさってください。
ある話によりますと、風とか天気の影響によって関東一円の山の花粉が東京に集まってくるときがあるそうでございまして、最近何かマスクをしている方が本当に多いのはこういう日なのかなという気がいたします。
東京の恐ろしいところは、その花粉だけではなくて、人、物、金、あるいは
地方の活力まで奪ってしまうのがこの東京一極集中というところでございます。政府は、
地方創生におきまして、
地方への新しい人の流れをつくることを大きな基本目標の
一つとしております。東京一極集中の流れを止めようとしております。そのため、本社機能の移転や
地方移住の推進や
地方大学の
活性化、そして政府機関の
地方移転という政策を推進しております。
政府の関係機関の移転については、国会の対応の問題とか関係省庁との連携といった様々な問題が指摘されております。特に、この
消費者庁におきましては、私のところにも反対の声が非常に多く届いておりまして、
消費者団体を始めとする反対の団体もたくさんいるわけでございますけれども、本日はこの
消費者庁の徳島の移転についてまずお伺いをさせていただきたいと思います。
河野大臣は、
消費者庁の移転について、隗より始めよだ、企業にお願いする以上、霞が関の役所も
地方に移らないと示しが付かない、
消費者庁が徳島に移れるのなら他の省庁も移れることになるとお述べになったことがございます。非常に積極的で前向きな姿勢を示していただいております。
十三日の夜には、
大臣の強いリーダーシップの下、
消費者庁の板東長官に直々に徳島県に入っていただきまして、昨日までの四日間、試行業務を
実施していただきまして、移転に際しての課題等について探っていただいたわけでございます。先ほど森本
委員、
佐々木委員からも御質問あったとおりでございます。
この中で、ウエブの会議
システムで一部問題が発生しまして、既にこれは解決したようでございますけれども、いろいろありまして、昨日の
記者会見で板東長官が、官邸との連携が必要な緊急時対応や
事業者の処分を
検討する法執行業務などはたとえ
システムを整備してもなじみにくいのではないかと指摘する一方で、できる限り幹部職員を含めて来県して、テレワークの
有効性などを積極的に検証したいと発言していただいております。
非常に厳しい中にも地元に対するサービス精神があふれる発言というふうに私も受け止めておりますけれども、まあちょっと喜んでいいのか悪いのか今の時点では分かりませんけれども、私は、結局最後は、先ほど森本
委員もおっしゃられたように、政治的な決断が重要だというふうに思っております。
今後、板東長官の方から徳島県での試行業務の状況について詳しい報告を受けられると思いますけれども、
河野大臣には、七転び八起き、九つ転び十起きで、転んでも転んでも移転に向けての試行ということについてチャレンジをしていただきたいなというふうに思っております。
消費者庁の移転については八月末に結論を得るというふうな方針を示されているようではありますけれども、今後どのように
消費者庁の移転に取り組んでいかれるおつもりなのか、徳島県人の私が前にいることを意識しないで、
河野大臣の力強い御答弁をお願いいたします。