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衆議院議員(
逢沢一郎君) 今回の
公選法改正、お願いをいたしておるわけでありますが、成立をさせていただきますと、一歩、今
委員御
指摘の
環境が整うということは御理解がいただけようかというふうに思います。
いよいよ今年の夏、
参議院選挙から十八歳
選挙権、スタートをいたします。
選挙権を有する我が国の
国民の方が、
日本国内のどこにおられても、また、こういう時代でございますから、日本人は世界中で活躍、仕事をしておられる、あるいは
留学等もあるでしょう、世界のどこにおられても
選挙権を
行使をすることができる、
衆議院選挙、
参議院選挙、
国政選挙に一票を投ずることができる、ぎりぎりの
努力でその
環境の整備に更に努めていくということ、本当に大切なことというふうに思います。
もちろん、
現行でもいわゆる
選挙人名簿に
登録をされております
市町村以外の
市町村における
不在者投票制度がございますけれども、更に利便性を高める
工夫の余地がないかどうか、そういうことについても真摯に向き合わなくてはならぬというふうに思います。
また、在外におきましては在外
選挙制度というものがございます。ただ、これを調べてみますと、ちょっと大ざっぱな数字で恐縮でございますが、
平成二十六年、海外におられます日本人の数、約百二十万人の方でありますが、
国政選挙に参画をしていただくためには
登録をしていただかなくてはならない。じゃ、どのくらいの方が
登録をしておられるかということを調べてみますと、約十一万人
程度。在外には百二十万おられる、
登録をしておられるのは十一万
程度。この百二十万の中には恐らく未成年の方も含まれているんだろうと思いますが、それにしても
登録者数そのものが大変少のうございます。
登録をしておられても、実際に
選挙に一票を投ぜられる方、大使館に出向かれる、あるいは
郵便投票、手段がございますけれども、直近を調べてみますと、大体二〇%
程度の
投票率でございます。
せっかくの
投票権が在外においてはこういった実態にあるということをしっかりと我々踏まえて、もっと利便性を高めることができないかどうか、
選挙でございますから、やはり大切なことは、厳正であること、公正であること、間違いがあってはならぬわけでありますが、いわゆるITの時代、例えば導入が今されつつございますマイナンバー、マイナンバー
制度等も上手に活用する余地はないかどうか、本人
確認あるいは
名簿の整理、そういうところにこういった新しい仕組みを生かす、例えばのことでございますが、そういうことにもしっかりと向き合い、
選挙制度をより良いものに導いていく
努力を重ねてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。