○藤巻健史君 おおさか維新の会の藤巻です。よろしくお願いいたします。
私が今日質問に立たせていただいた理由は、やっぱり今後のことを一生懸命考えなくちゃいけないかなと、
審議委員の重みというのを再
認識していただいて、今後の人選において
審議委員はやっぱりトップレベルの人たちにお願いしたいということを思っておりますので、それにくぎを刺す意味で質問をさせていただきたいなというふうに思っております。
私は長年
金融の世界におりましたけれども、
日銀の
審議委員というのは極めて重いというふうに理解しておりましたし、
金融界の人たちはみんなそう思っていたと思うんですね。やはり政治からのプレッシャーもたくさんあるでしょうし、非常に
日本の
経済にとって極めて重要な判断をするわけですし、
日本の知性というか、
金融における知性とか理性の最後のとりでというふうな理解をしておりましたから、私は現役のときも、
意見は違うけれども、あれだけの人たちが議論してそういう判断をしたのならしようがないなというように思っておりました。それだけの人選、人たちがそろっていたと思うんですよね。
今後ともそういう
審議委員の重みをキープしなくちゃいけないということで議論させていただきたいと思っておりますが、履歴とかそういうのは、確かに
櫻井さんのこの履歴、私も全てのいろんな生活がずさんですけど、ちょっとこれは多過ぎるなとは思いますけれども、まあそれは多少間違いかなという程度で。
一つだけ、これは細かい話で今日の本質には
関係ないんですけど、中央
大学卒業、四十五年というふうに同意人事のときに出されましたけど、これ、私、この同意人事のときに書かれていた主な著作というのに書かれていた本ということで二冊、国会図書館で取り寄せましたけど、それには四十四年卒と書いてあるんですよね。これは、私も余り物覚えいい方じゃないけれども、自分の卒業年度と生まれた年と家内の生まれた年ぐらいは、この三つぐらいはまず間違えたことないなと。
大学の卒業年度を間違えるというのは、これはやっぱり、四十五年扱いと、
日本輸出入銀行でそういうふうに取り扱われていたから間違ったと備考に書いてありますけど、この本を書いたときは少なくともそういう
認識も、間違えてはいなかったわけで、このくらいはやっぱりきちんと間違わないでいただきたかったかなというふうに思います。
まあ履歴についてはその程度で、余り大したあれではないと思うんですけど、大したことを私
自身は余り感じていないんですけれども、問題は、
先ほど申しましたように、
政策委員会の
審議委員であればやっぱりトップレベルの人間でなくちゃいけない。一つは、やっぱり
金融界でのオピニオンリーダー。それは、オピニオンリーダーであれば、それなりにその人の
意見に対して評価が大体
金融界の中でも固まっていますし、それから、例えば
日銀総裁に盲従する人であるかないかという判断もできていますから、それはいいだろうと。若しくは、それがなければ、一つは、やっぱり大手会社のそれなりの立場に行った人。これは実務界としてやっぱりそれなりに会社の中で評価された人ということで、まあ実務経験ありと見てもいいのかなと思うわけですよ。そうすると、残りはやっぱり学究肌の人。学究肌の人であるならば、それなりの、学問の世界の中で評価をされている人、それがやっぱりトップの世界だと思っております。
ですから、どれかに
櫻井さんは適合するのかなと思って見たんですが、確かに、正直言って我が党、
櫻井さんには申し訳なかったんですが、この同意人事には反対いたしました。
それはなぜかというと、まず、ノーバディーノーズ、私も知りませんでしたし、いろいろ聞いてみても
金融界の人は誰も知らないということで、やっぱり少なくともオピニオンリーダーという状態ではなかった。そして、一流、トップ企業のトップという実績を得ている人でもないということで、これは学界、学者間でトップレベルの人かなと思って、でも、それをちょっと証明できるような証拠がなかったので、私どもは同意人事に賛成できなかったわけなんですけれども。
まず
内閣府にお聞きしたいのは、
櫻井審議委員というのは、実務でそれなりの実績を上げた人として選んだのか、又は学識経験者、要するに学問の世界でそれなりの見識があった方ということで選んだのかということをまずお聞きしたいと思います。