○平野達男君 平野達男でございます。
一昨年でしたか、東京
税関の仕事の内容を
財政金融委員会で派遣で見させていただきましたし、私のお隣には
中山恭子委員がおられまして、日頃から
税関の仕事の
重要性そしてまた大変さということについてはいろいろ教えをいただいておりますので、私も冒頭、
税関の
職員のこれからの体制の強化ということについて質問をさせていただきたいというふうに思います。
先ほど
尾立委員からも様々な質問がございましたけれども、まず
税関は、もう
収納額ということで税の
徴収もありますし、それから
危険ドラッグの問題、麻薬の問題、それから銃刀法の問題、様々いろんな仕事をされておるんですけれども、この間ちょっと
税関の
職員の
方々からいろいろお話ししたときに、今日の質問で出ていましたけれども、
税関の
収納額が大体九兆円で、二十六
年度で一五・四%の
税収があったというのは私はちょっと驚きでした。そのかなりの
部分が
消費税ということでありましたけれども、これからこの
消費税の
部分が、予定どおり一〇%ということになりますと、ますますこの
部分は増えていくということが想定されるんですが。
その一方で、やっぱりそこから逃れようとするいろんな工夫も出てきて、今日の質問の中にも出てきましたけれども、腹のところに何か金を巻いて、多分出国するときは、体の中に巻くとぴんと引っかかってしまいますから、かばんか何かに入れておいて、飛行機の中のトイレに入って腹に巻くんでしょうけれども、それをなかなか見付けるの大変らしいですね。私は、様子見て、雰囲気を見て、この人ちょっと挙動が不審だということで、あなた、ちょっと
検査させてくださいということで見付かるということなんですが。
そういった
部分での御苦労もあるかと思いますし、また、この間は、いわゆる裏ポークと言われるやつですね、一時相当騒がれましてなくなったはずなんですけれども、まだかなりの額が出てきているということで、またその税金逃れをすることに対しての目も光らせなくちゃならないということだと思います。
その一方で、これから、先ほど来お話がありますけれども、外国人観光客はたくさん来る、それから貿易量も増える。今回も、営業秘密侵害品の追加とかといって新しい業務も入ってきたりして、かなりやっぱり
税関の仕事というのは、内容、それから質というか量とも増えていくという
意味で、まさにこれは現業部門ですから、ここの
部分はなかなか、何というんでしょうか、機械化できるものでもないですし、全体的に人というのはやっぱり必要なのではないかなというふうに、これは本当に掛け値なしにそう思います。
一方で、定数管理の問題もありますけれども、ここは、
財務大臣、是非この定数の
確保についてはしっかりとした対応を取ることを私からもお願いを申し上げますし、一言それについて触れていただければ有り難いと思います。