○井原巧君 ありがとうございました。
本当に四月一日からの反動減があり得ますから、私なんかは、やっぱり内部留保もまだみんな結構ありますから、
企業の内部留保を誘引することとか、個人消費で、ちょうど
麻生大臣が総理の頃にエコポイントとかああいう
対策をしたんですけれども、財政出動、公共事業だけではなくて、そういうものを是非来年の四月一日に効果が発揮できるように、御
検討をよろしくお願い申し上げたいと思います。
この後、財政について、予算編成過程についても
質問を用意していたんですけれども、時間がなくなりましたので、実は予算編成過程においても、今回、今年は、二十八年度予算概算要求に当たっての基本的な方針ということで、かなりシーリングの中にも工夫は凝らしていただいております。新しい日本のための優先課題推進枠というのを設けながら実際はシーリングでしっかり財政をコントロールしているということで、非常に評価もしているんですけれども、今後も、
財務省だけではなくて、全省庁がやっぱり同じような思いで財政の効率的な運営に取り組んでほしいということを
要望して、財政の
質問は終わりたいというふうに思います。ありがとうございました。
次に、文科省について
質問に入りたいと思いますが、今日の新聞でも、九日から十一日、熊本の学校も再開するということで、本当に子供たちが喜んでいるというふうに思っておりますし、先ほど
石井先生からお話がありましたが、特に学校は教育の拠点でもあるし、そして今は、田舎の方は特に地域コミュニティーの拠点でもあるし、そして何より避難の拠点でもありますから、是非今後も学校施設整備等について、先般公明党の
新妻先生が
質問されていましたので重複は避けますけれども、
大臣には御尽力いただきたいと、このように願っております。
それでは、私の方からは、子ども・子育て
支援と幼児教育の無償化について御
質問を申し上げたいと思います。
私も元々、自分の息子が私立の幼稚園に入園して、PTA会長に参画して以来、幼児教育に携わってきておりまして、その後、おかげで市長になりましたので、逆に、今度は私立じゃなくて公立幼稚園と、官民の保育行政に携わって今ではライフワークとしているのが幼児教育であり、子育て
支援になっているということですし、国政に参画してからも幼児教育に関わらせていただきまして、光栄なことに、馳
大臣が
大臣になりましたから自民党の幼児教育振興法PTの事
務局長をその後任で務めさせていただいておりますので、何とか早期にその法案が日の目を見ればというふうに願っております。
幼児教育、幼稚園をめぐっては、近年、大きく環境が変わってまいりました。皆さん御案内のとおり、昨年の四月から子ども・子育て
支援の新制度がスタートいたしました。一人一人の子供の健やかな成長を
支援するため、幼稚園、保育所そして認定こども園を通じた給付を創設して、消費税による財源から〇・七兆円を充てることとされたわけでありますけれども、更なる質の向上のためには、消費税とは別にどうしても〇・三兆円超の財源の確保が必要となっているという現状です。
子供を持つ現役世代が安心して子育てができるように、また、幼児期の教育の質を向上させるためにもこの〇・三兆円の確保は是が非でも必要であろうと思っておりますし、また、自民党では従来より、全ての子供に幼児教育の機会を保障するため、幼児教育無償化の実現を公約に掲げているところであります。
特に、安倍政権になってからはその取組を精力的に進められておりまして、有り難いことに、幼稚園就園奨励費ベースでも
平成二十四年度約二百十六億円の予算が二十七年度では四百億円を超え、今年度は更に増えているという現状であります。全ての子供の無償化の実現には約七千億円余りの財源が必要でありますが、家庭の
経済状況にかかわらず、質の高い教育を全ての子供に保障するため、いかに財源を確保しながら推進していくのかが鍵ということであります。
そこでお伺いいたしますけれども、子ども・子育て
支援の質の向上に〇・三兆円超が必要であります。幼児教育の無償化も、これも七千億が必要と。共に大きな財源でありますけれども、これらについて、どのように確保しながら進めていかれようと思っているのか、馳
大臣の御所見をお伺いいたします。