○
堀井巌君 ありがとうございます。
これ私の
理解で、今、国、
地方を合わせて、皆さんの
努力によって公務員の
定員、数自体はどんどん減ってきている、全体としては減ってきている
状況だというふうに認識しています。その中で、限られたこの
定員、どこに振り向けるか、やはり今喫緊の
課題でありますこの
外交の
強化につなげるべきだろうと私は思っております。
また、昨日、
榛葉委員の方からも
防衛駐在官の配置についての御
質問もございました。そういったことをしっかりと解決していこう、前に進めていこうとすれば、この
外交実施体制の大幅な
強化、不可欠であるというふうに思いまして、一層の御尽力を期待を申し上げます。
次、三点目に、既存の
在外公館の
機能強化についてお
伺いをいたしたいと思います。
一人
職員を
海外に
派遣すると、いろんな費用を入れればやっぱり数千万円のコストが掛かると言われます。これは、民間の
海外に
派遣される方も、いろんな
機関で
派遣される方も多分トータルとしてそのぐらい掛かるんじゃないかと思いますけれども、だからこそ、そういったそれぞれの
人たちが現地に行ったならば思う存分に活躍してもらいたいと、このように思うわけでありますけれども。
私が例えばアメリカ等に出張させていただいたときに聞いたら、とある
在外公館で住居の値段が高騰してなかなか
在外公館の近くに住めないというような
事態も生じていると。でも、例えば総領事館の一番の業務は在留
邦人の保護ですから、何かあったときの危機管理
対応のためにもやっぱり近くに住むということが必須の条件だろうと思いますし、そういった問題は東南アジアの諸国等でも、同じように家賃が高騰して、そういう
体制で苦労されているという話も聞きました。
また、どうしても
日本の場合、恐らく
外務省の方は苦労しながら
予算作っておられると思いますけれども、どうしても、人を配置することは決めても、今度そこで、一人の方の旅費が十分でなければ、たくさんの国を兼轄している場合に、なかなか現地で兼轄している地域にあるいは国に出張したりすることが困難になる。本当は、領事出張サービスも一回ではなくて年に二回の方が皆さんに喜ばれるでしょうし、広報文化活動も一回よりも二回、二回よりも三回の方が必ず
外交力の私は
強化に役立つんだと思います。
まさしくこれは
在外公館にとってのいわゆる兵たんだと思うんですけれども、住居手当については今日成立しました
外務公務員の給与に関する法律一部改正によって少し改定はされたと思いますけれども、こういった
在外公館のいわゆる兵たんの部分、しっかりと目を向けながら既存の
公館の
機能強化に努めていくことが大事だと私は思っておりますが、御
見解をお聞かせいただきたいと存じます。