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アントニオ猪木君 昔、私も選手時代は、世界を回っていたときに、前の
委員会でも
お話ししたことがありますが、非常に私も涙するような場面というか、ドイツのデュッセルドルフで子供
たちが
日本の校歌を、
日本とドイツを結ぶデュッセルドルフという、そういう歌詞だったと
思いますが、本当に子供
たちが海外で過ごすこと、実際に海外で
生活してみないと、それは体験してみないと分からないことがたくさんありますが、まず、先ほど出たスーダンもそうですが、いろんなアフリカ諸国では
日本食の調達というのは本当に大変だろうと思うんですね。
この前はずっと
中南米を回っておりましたし、できるだけおいしいものをと
思いながら、生ものを持っていくんですが、やっぱり温度の調整が悪いので、この前は何ですか、めんたいことかいっぱい持っていきましたが、大変喜んでもらって。ただ、本当に生ものもなかなか移動のときにもちませんので、その辺を、いつも私も訪問するときに何がいいのかなと思うときに、一番いいのはやっぱり食べるものがいいのかなということで、いろいろ取りそろえて行くことがあります。
次に、
北朝鮮、今御存じのとおりで、毎日、連日
報道されております。御存じのとおり国交はありませんが、そして
人的交流も事実上今絶っている
状況になっていますね。しかしながら、拉致問題という大きな課題、この間、予算
委員会でも質問をさせていただきましたが、この課題を解決することが重要な事項だと
皆さん認識しておられると
思います。
先日、ある大学の教授とお会いする機会がありましたが、その際、
北朝鮮に連絡事務所を置いて職員を常駐させ、リアルタイムで
北朝鮮情報を入手して、
日本政府からの要望を発信できれば、拉致問題の解決に向け少しでも前進できるのではないかという話をさせてもらいました。
本当に向こうの要人に話すことは、違った情報というのが、
日本に入ってくる情報を当然良く書くことなんかありませんから、そういう情報を全部集めて、また彼らがそれに対して戦略というか、いろんな策を考える。だから、ちゃんとした正しい情報が伝わるようなことであれば、もっと違った、誤解が解けていくのではないかなと
思います。
一つに、私もスポーツ交流、スポーツ平和交流協会、NPO法人があるのですが、これは
北朝鮮だけではなくてパキスタンとかいろんな国との人
たちとの交流をやっておりますが、本当に大変難しい問題で、ドアが閉まってしまった
状況の中で、この
北朝鮮問題、そして拉致の人
たちの問題、もう本当に年も、誰もがみんな言っているとおりお年ですし、その辺を考えた上で、一回閉めた扉を開くのはこれまた五、六年掛かるわけですから、その辺のひとつ、この時期であれば何とか知恵を絞って新しい行動を取るようなことを考えられたらいかがかなと
思いますが、
外務大臣の御
意見をお聞かせください。