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榛葉賀津也君 さきの国会、安保法制で本当にもめましたね。夜遅くまで審議をしたり、
理事懇等も遅くまでやられたり、当然我々国対族も最後の一人が帰るまで待機をしているわけで、その結果、
職員も全員待っている、秘書さんも待っているということです。我々は立法府で
国民国家のためにお仕えするわけですから、夜なべをしてでも働くのは当然かもしれません。しかし、
国家公務員の
皆さんやハウスの
皆さん、秘書さん、そしてそれを報道しているマスコミの
皆さんにも生活があり、当然家族がいるわけでございます。
私は、あのような、安保法制のような国の形を大きく変える、若しくは
我が国の
安全保障に実はとても大切な法案なんです。一人でも多くの
国民に御理解を得なければならない法案なんですね。最終的に賛成、反対、分かれると思います。しかし、議論を尽くして納得して採決に応じるというのがこれ大切だと思うんです。
私、何を言いたいか。幾つかの国会にまたいで常識的な範囲で議論をして、野党の理解を求める努力を
政府・与党はするべきだったと思うんですね。私が初当選当時の十五年前、有事法制の議論が盛んでした。これ何日も何日も党内外で議論をして、最終的に我々野党も賛成して法案を通しました。野党では賛否が分かれましたが、我々は賛成に回りました。それは賛成に回る丁寧なプロセスを与党が踏んでくださったからですね。これがとても大切だと思うんです。
実は、九十五日間延長したんです。お盆も夏休みも、
国家公務員の
皆さんや秘書の
皆さん、メディアの
皆さんはございませんでした。そして、この国会は一月の四日からです。議員は四日の朝来ればいいかもしれませんが、準備をする
方々は恐らく
お正月返上で御準備をされていたに違いございません。
こういうことを言うと、
公務員は甘えているのかと言われるかもしれませんが、私はあえてその非難をされることを承知で、やっぱりきちっとワーク・ライフ・バランスを保った働き方というのを役所も考えなければならないと思うんですね。これは、ゆう活をやれと言っておいて、この国会の運営というのは余りにも私は漫画のようで笑いが出てくるというような気も正直しております。
私、あえてこの質問を今日させていただいたのは、
自衛官、
防衛省の
職員はタフで屈強だというイメージです。確かにそうです。しかし、他方で、
職員の
皆さんや
自衛官にも介護で悩んだり育児に時間が必要な
方々も一般の
国民と同様にあるわけでございまして、
自衛官は休まず働いて当然だではなくて、だからこそ、やっぱり政治がきちっとそこの働き方をよく考えないと、この少子高齢化で、介護問題で相当悩んでいらっしゃる
自衛官もいらっしゃると思いますよ。そして事務官もいらっしゃると思います。是非ここは
大臣が中心となって、この働き方もしっかり考えていただきたいというふうに思います。
この問題で最後に、介護離職の問題が今議論されていますが、
自衛官で、若しくは加えて事務官で介護離職をされた方はどれぐらいいらっしゃいますでしょうか。