○
奥野(総)
委員 この公開質問状が出たのが十一月二十七日ですね。その前に、産経、読売、十一月十四日、十五日に視聴者の会の一面広告掲載が出ています。二月十三日もありましたけれ
ども、産経、読売に広告掲載、岸井さんの問題についての広告掲載が出ている。そして、公開質問状が十一月二十七日であります。
大臣が答えたのが十二月の四日ですね。このころから岸井降板説がネットを調べると流れていまして、要するに、広告が出た直後の十一月二十五日には岸井降板
報道が出ているわけです。そして、
大臣の回答が十二月四日、正式の発表があったのが、これもネット
情報なので正確かどうかはあれですけれ
ども、一月十五日に正式に岸井さんの降板の発表が出ているわけですね。
ですから、こうした文書を出すことが、結果的に岸井降板の後押しをしたんじゃないかというふうにもとれるわけであります。
それから、
大臣は、もう五月には言っている、こう言っているんですが、この四月十七日に、自民党
情報通信戦略調査会があって、ここの場にNHKとテレ朝が呼ばれて、例のテレ朝問題、それからクローズアップ現代の問題について取り上げられた。後で触れますけれ
ども、BPOからは、おかしい、こういうコメントも出ています。これが四月。そして、五月にはこういった
答弁が行われている。
そして、六月ですか、きょうは島尻
大臣にもお越しいただいていますが、
資料の最後のページに書かれています。
国会図書館の全番組保存の話が、これはもとからあるんですよ、私も二〇一二年当時総務
委員会にいましたけれ
ども、その当時にあった話なんですね。全ての番組を録画して国会図書館にストックしようという。これ自体は別に珍しい話じゃなくて、フランスもやっている、外国でやっている話なんですが、ただ一つ違うのは、外国は、研究目的に限るということで、一般には公開していないんですね。
日本のこの仕組み、我が党もこれをやっている方がいるんですが、どうも誰でも見られるようにしようということになっているらしいんですね。私は、これが研究目的なら必要だと思いますが、誰でも見られるということになると、事後的に
報道番組の検閲に使われるんじゃないか、チェックに使われるんじゃないか、こういう声も、この記事にあるように、「
報道監視 メディアは警戒」と見出しが出ていますが、上がっています。
これについて、きょう島尻
大臣にわざわざ来ていただいたのは、ここの解説と書いてあるところにかぎ括弧で、放送アーカイブ構想を
議論した参議院自民党政策
審議会で、ことし三月、去年三月ですね、「地元のメディアがかなり偏っていたりする。あの時あの問題をどう
報道したかをサーベイするのは大事なこと」と述べ、アーカイブ構想に賛意を表明したと。毎日新聞の取材に、検閲や規制の
意味で
発言してはいないと釈明した。
ということは、こうした
発言をされたということは認めておられるということなんですね。これは、
議論は、一つ一つの番組を保存するというアーカイブ構想の中での
議論で、要するにそれを使ってチェックをしていこうじゃないかというふうにとれるんですが、一体どういう趣旨でおっしゃったんでしょうか。
〔
委員長退席、平沢
委員長代理着席〕