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下地委員 これは、高いところだと五%以上上がっているんですよね。
私が思うに、有的放矢という言葉があるんですけれども、この有的放矢というのは、的があって矢を放つ、ちゃんと狙いがあって行動する、攻めるべき欠点があって攻める、こういうことを
野党第一党の
民主党がやっていないから支持率が上がっているんじゃないかと思うんですよね。
ここは、私
たちは、これだけ問題があっても与党が支持率が上がるというのは、これは
野党の責任。しかも、第一党の
民主党が一番悪いと僕は思うんですよ。だから、
野党第一党という言葉を私はもう一回取りかえなければいけない。
政治家の数では
野党第一党にはなりませんけれども、私は、世論調査で、おおさか
維新の会は
野党第一党になりたい、そして、
野党第一党になって、しっかりと
自民党と互角に
政策論争のできるような、そういうふうな
政党になりたいというのが私
たちの有的放矢ですよ。これをやらない限り、この形は、
自民党が単独で進む形は変わらない、
国民の支持は集まってこないというふうに思っていますから、しっかりとそのことをやっていきたい。
そのためには、
野党共闘ということはやったらだめですね。
野党共闘をやると、同じようにやりますから、これは
自民党と対抗できません。しっかりと
野党が、お互いが切磋琢磨して個性を出していく、これをやって初めて
自民党に対抗できると私は思っていますから、そういう思いでやっていきたいというふうに思っております。
それで、私
たちおおさか
維新の会の結党の理念というのが四つありまして、統治機構の
改革と、経済と財政の再建と、教育費の完全無料化と、沖縄問題の抜本的解決、この四つをやりたいという思いで橋下前
代表がこのおおさか
維新の会をつくったというようなことであります。
それで、この四つをしっかりと解決していきたいというようなことを
考えているんですけれども、その二つ、統治機構の
改革と教育の無料化については、私どもは憲法
改正でこれはやりたいというふうに
考えているんです。
これを見ていただけたらわかると思いますけれども、この統治機構の
改革のところは、道州制のもの、第八章の九十二条と九十四条、こういう二つを変えていきながら統治機構
改革ということをやりたいということですね。そして、四十三条を変えて、自治体の首長が参議院
議員になれるというようなこともやりたい。こういう統治機構
改革をやって地方が元気になることが、この国がよくなるというようなことをやりたいというのが一点あります。
そして、もう一つには、安保
法案のときに論議がありましたけれども、安保の論議じゃなくて違憲の論議になったので、憲法裁判所をしっかりつくる。この憲法裁判所をつくるというのを、八十一条をしっかりやって、これも
改正してやりたいというのが一点目です。
二点目の教育の無料化というのは、今でも義務教育は無料化というのを二十六条の二項に書いてありますけれども、それを書きかえて、教育全体も無料化する、学校教育はこれを無償化する、こういうふうなことを憲法に書いて、とにかく憲法に書いて、教育の無償化を図っていくんだ。これは三兆七千億ぐらいお金がかかりますけれども、これに関してどういう財源を使うかということは、これからしっかりと
国民に提案していきたいというようなものが私
たちの
考え方です。
三点目の緊急事態条項については、まだ私
たちの党の
考え方はありません。しかし、ありませんけれども、
自民党がこの条項をもし出してくるならばしっかりと協議をしていきたいというのが私
たちの今の憲法に対する
考えなんです。
憲法というと、すぐ九条の話を思い浮かべるかもしれませんが、そうではなくて、統治機構の
改革とか教育の無償化とか、憲法というものはこういうこともやらなければ憲法
改革はできないんだよ、そういうネガティブ的なイメージじゃなくて、憲法
改正を明るく捉えながら論議をしていくというようなことを私
たちはやっていきたいというような思いであります。
それで、
総理に御質問なんです。
この参議院
選挙で憲法
改正、私
たちはここまで
国民の前に示していますけれども、私
たちも堂々と、憲法
改正を党の真っ正面から
国民に訴えていく、三分の二の勢力になりたいというような思いですけれども、
安倍総理もそういう思いであるかというのが一点と、三分の二を参議院で得たら、早急に憲法
改正に向けて
委員会をつくって、憲法審査会を始めるという
議論をするようなおつもりがあるのかということと、三点目には、どの項目からやるのかということについては、どういうふうな
委員会がどういうふうな手法で
総理はおやりになりたい、選びたいというふうにお
考えになっているのか、この三つをお聞かせいただきたいと思います。