○宮崎(岳)
委員 民主・維新・無所属クラブの宮崎
岳志でございます。
民主党も今週でおしまいということでありますので、私も民主党議員としては
最後の
質疑になるかもわかりませんけれども、
質疑をスムーズに進めていきたいというふうに思います。
まず、冒頭ですが、本
委員会の冒頭におきまして、
石破大臣から、先日の誤った
内容の
提案理由説明を読み上げたという問題について御発言がございました。改めてこの点についてお伺いをしたいというふうに思います。
内容についてはそれほど詳しく言う必要もないと思うんですが、先日、
提案理由説明を、同じ
法律の前回改正、昨年の改正のときのものを読み上げた、そして、昨日、当
委員会の
理事懇談会に対して
報告書が公開をされました。
それを拝見しますと、まず、担当者が誤った
原稿の電子ファイルを添付してメールを送付した、そして、それを
地方創生推進室の総括班あるいは
大臣官房総務課及び
大臣秘書官、そういった方々がそのファイルを開いたけれども、転送することに気をとられて
内容を
チェックしなかった、また、
地方創生推進室及び
大臣官房総務課の幹部等も、そういう
原稿を紙ベースで配付されたけれども
内容を
チェックしなかったという形で、
大臣のお手元に誤った
原稿が送られたと。
そして、当該
委員会当日においても、この
委員会において、そういう紙を持って、間違った紙を持って、多くの方が立ち会った。
チェックをしなければならないという気持ちで聞いていた人もいたが、その
チェックに責任を持つ者が誰であるかは明確でなかった、あるいは
大臣が正しい
原稿を読み上げているというふうに思い込んでいたというようなことであります。
かかわる人が恐らく十人以上いたということで、しかも、何日かにわたって行われたにもかかわらず、二日ですかね、二日間ぐらいだと思いますが、行われたにもかかわらず、誰もこれに気づかなかったと。そして、当日、読み上げをしている最中に、誤っているということに気づいたのに、誰もとめようとしなかったということは、かなり深刻な問題だろうというふうに思います。
そして、これは与党の筆頭
理事にお願いをして過去の先例を調べていただきましたが、憲政史上、このような例は、前回一回あったきりだということであります。昭和四十六年十一月五日、佐藤栄作
内閣、発言者は
福田赳夫外務
大臣であります。
内容は日米協定であります、本
会議。
それで、きょう、お孫さんもこの席にいらっしゃるのかな、
委員でいらっしゃると思いますけれども、
福田外務
大臣が日米協定の趣旨
説明について誤ったものを本
会議で読んだ、こういう例がありますが、私もこの年、まだ一歳でございまして、もう非常に歴史的な事実であります。
そして、
委員会で間違ったのは、憲政史上初めてということであります。
もう責任の方は既に痛感していらっしゃるかと思いますが、
報告書の方には、そういう担当の官僚、役人、そういった方々の責任というか、そういうことについては表記をしてあるわけでありますが、担当
政務のことについては必ずしも表記してあるわけではないというふうに思っております。
冒頭、御発言もございましたが、
大臣そのものの責任というのはもちろんでありますが、そこに、
内閣を担当する主任の
大臣は
内閣総理
大臣であろうかと思うんですが、こういった方を初めとしてそれぞれの官房、あるいは
内閣府を担当する
内閣総理
大臣、あるいは
内閣官房長官を初めとするそれぞれの
監督責任のある
大臣、また副
大臣、
政務官等の責任も免れないことと思います。この責任について一言お考え方をお示しください。よろしくお願いします。