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林国務大臣 私の一意専心は、単純に一生懸命事に当たるということでございます。
今の私の職務というか使命というのは、まず、福島第一
原発の廃炉・汚染水
対策とそれから福島の復興、これが最重要課題の一つだろうというふうに思っておりますのと、今、安倍内閣が新三本の矢を打ち出しておりまして、その一本の矢の強い経済をつくるというのが経産省あるいは経産
大臣に課せられた一つの大きな責務であり、使命であろうというふうに理解をしております。
そのために、IoTなどの先端技術を駆使したロボットやら、そういった産業においてもしっかり進めていきたいし、また、逆に、中小
企業が
我が国経済を現実には背負っているわけでありますから、この中小
企業を、赤字体質だと言われていますけれども、しっかり元気にさせるということも大きな仕事だろうというふうに思っております。そこにまた、対外的にも、TPPあり、いろいろと経済連携
協定がございます。
そういったものも含めて、強い経済をつくっていくというのが何よりも課せられた使命だろうというふうに理解していまして、そういった
意味では、一意専心しっかりと取り組んでいくという決意で臨んでいるところでございます。
お尋ねの沢昭裕さんの論文の件でございますけれども、私は残念ながら生前お目にかかったことはなかったんですけれども、沢さんは、やはり原子力政策の重要性を常に発信しておりまして、我が党の国
会議員も随分お話を聞いておるというふうに耳にしているところでございまして、言ってみれば、原子力政策の重要性と今後のあるべき姿を提言されているのではないかというふうに理解しております。
私も、そういったものをしっかりと捉えながら、沢さんだけではありませんけれども、さまざまな意見を聞きながら、原子力政策は進めていきたい、こう思っております。
福島
原発事故から、言ってみれば、原子力発電が停止しておりまして、よく、
原発がなくたって停電がないんだから大丈夫じゃないか、こう言われる方もいるのは耳にしています。しかし、今、知ってのとおり、
火力発電でこれを賄っているわけでございまして、今まで運転を予定していなかった
火力発電まで
稼働して、フル運転をしているわけでございます。言ってみれば、依存度が、火力に九割も依存しているというような形で、しかもこういう
状況ですから
価格もどんどん上がっていて、家庭でも二五%アップ……