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丸川国務
大臣 PCB処理事業の現場で実際に作業に当たっていただいている
皆様方というのは、この
処理事業の施設そのものの設計から携わっていただいている方々でございまして、それぞれ
事業所によって
処理方法が違うところもございますけれども、そうした
処理工程から組み立てに携わっていただいている専門的な知識をお持ちの方、あるいはノウハウをお持ちの方でございます。こういう方々を運転会社に設定して、設計段階からともにこの
処理に当たっていただくことによって、私どもは、大変高度で化学的な
処理施設を運営していくに当たって、十分な安全性を担保するように努力をしてきたわけでございます。
今回の
北九州事業所の件については、その作業工程を変更するということに対して、本来であれば、
JESCOの社内において承認の手順というものが必要になります。これが
JESCOの中の
規定で決まっておるわけでございますけれども、こうした承認手順が必要だということについての
理解が十分に徹底されていたとは言えないのではないかという
認識に立っておりまして、まずもって、
JESCOが専門的なノウハウをお持ちの
皆様方に対して、専門的な知識を踏まえた上でどのような工程管理をしているかということについて、しっかりと
JESCOの側で手続を踏んで把握をし、そして管理をするという一段の努力を行わなければならないということに反省点として至ったわけでございます。
私どもは決して丸投げをしているわけではございませんで、今申し上げたように、設計の段階、その
処理工程をつくっていく段階からともに作業を進めてきているわけでございますけれども、やはり運用していく過程において、私ども
環境省と
JESCOとの
連携はもちろんでございますが、
JESCOと運転会社の間でも、ともにやっていく中できっちりと手続を踏むということについて、改めて、一番現場の段階から
JESCOそして
環境省に至るまで、ともにこの手順の確認というのをしっかり行っていくということについて
認識を共有していくことが安全を守る上で極めて重要だということで、今後とも
取り組みをさせていただきたいと思っております。