○中山恭子君 この点に関しましては、救出を
担当する
大臣がやはり
リーダーシップを取って、どういった形であれば救出できるのかということを真剣に
考え、
担当の
方々とも相談し、徹底した情報を取って救出に当たっていく必要があると
考えております。
北朝鮮の
状況を予想しますと、
北朝鮮は金正恩一家の国であると言ってもいいと
考えております。そういった
意味で、その
北朝鮮の金正恩第一書記一家に対して
日本が
交渉をする場合、
向こうの国家公務員である
外務省と
交渉しても全くらちが明かないということだということもしっかり
念頭に置いていただきたいと思っております。この
外務省の
日本と
北朝鮮の組織が全く違うということも
念頭に置いていただきまして、
外務省と
交渉して
拉致被害者救出はできないと言っていいと思っておりますので、そうではなくて、金正恩第一書記の一家に直接
意見が伝わるような、そのルートを
是非おつくりいただいて、そこと
交渉をするということしか、それをしない限り救出にはつながらないと
考えているところでございます。
そういったこともあって、
北朝鮮は
日本の
制度ということにもやはり違和感を持っている、同じ形ではないということをしっかりつかんでおりませんので、やはり
総理直轄で動くということに対して
北朝鮮は相当の信頼を置くと見ておりますので、やはり
総理直轄の形で
北朝鮮との
交渉ルートを探るということが非常に大事であろうと
考えておりますので、大変かもしれませんが、それについての御尽力をいただきたいと思っているところでございます。
金正恩第一書記の決断一つで決まると申し上げていいと思いますので、そこにどうやってつなげていくのか。また、ある
意味では、逆に
日本などと違って、国会を通さなければいけないとか、そういうこともありませんので、そこに真っすぐ
交渉がつながって金正恩第一書記が返そうと決断さえしてくれれば、逆に
日本よりもある
意味では簡単に
拉致被害者をもう
日本に返すということも可能になってくるとも言えますので、非常に機微な問題でもありますが、
是非その点は思い切った形で
加藤大臣がリードをして、金第一書記の、何というか、判断を進めるような、そこまで進めていただきたいと思っているところでございます。
したがって、今の形、
外務省は熱心ですから、国交正常化
交渉又は日朝
交渉というものを続けます、やっていきますと常にそういう
努力をしていらっしゃいますが、そうではなくて、そこは一旦待ってもらって、
拉致被害者救出というところに的を絞って金正恩第一書記のところに直接届くような
交渉を進めていただきたいと思っておりますが、御所見を伺いたいと思います。