○真山
勇一君 この
東京ウィメンズプラザの相談の窓口で伺いましたら、カードの
質問の中に、私も見せていただきましたけど、子供がいますか、いませんかという、そういう設問がありました。設けているんですね。ですから、もし
内閣府の方から要望なり希望があれば、それは出せますというお答えでした。
何で子供を相談の中に入れているかというと、大体
DV被害者の相談に来た人の八割方、これは相談員の方の感覚と言っていましたけれ
ども、八割方がやっぱり子供がいるんだそうです。これは、なぜ子供がいるかいないかの
質問があるかというと、母親へのDVというのはやはり子供へのDVになる
可能性がある。これはいわゆる面前DVと言われているわけですね。ですから、母親が夫からDVを受けていれば、当然、子供はその前でそういう
状況を見ていれば、それは面前DV。これはDVなんですね。それが起きている。それからもう一つは、児童に対する虐待があったときに、やはり母親は止めようとする、止めようとした母親に対して父親は暴力を振るう、これもDVですね。
ですから、やっぱり、DVというのは配偶者に対する暴力というんですけれ
ども、家庭の中に子供がいた場合は子供が巻き込まれる、そういう
可能性は十分高いと。だから、子供がいるかいないかということもDVの
現状を知るためには大変重要な要素であるということで、これも含めて
調査をしておりますと。大変分かりやすい、もっともだなというお答えなんですね。
ですから、やっぱりこれが、要するにDVを、何というんですか、
対応している
現場の本当の感覚じゃないかなというふうに思っております。先ほど
ポスターもありましたように、DVというのは、子供も一体で家庭というものを捉えているのが必然であると、私もやっぱりそのとき思いました。
ですから、せっかく
現場でそういう統計取っているわけですから、やはりそういうことも吸収していくという、それも必要ではないかなというふうに思っているんです。
こうしたことで、夫から例えばDVの被害を受けて、そこから逃れたいということになると、大抵、子供がいる場合は母親と子供ということで緊急避難をしてくる。これが八割も答えているということは、やっぱり多いわけですね。
いわゆる一人親世帯になってしまうということがあるわけなんですけれ
ども、もう一つ重ねてお伺いしたいんですが、それでは、一人親世帯になった理由というのはいろいろあると思うんですね。その中に、やはりこれだけDVというのが増えていれば、一人親世帯になる一つの理由としてDVということも十分考えられるわけですけれ
ども、一人親世帯という
調査の中で、DVが一人親世帯になった理由だというような、そういうような
調査あるいは統計というのはありますでしょうか。