○松沢成文君 恐らく、
総理はもう官邸で、実は財務
大臣からも、もうこのままじゃ危ないということを随分、一か月以上前から言われていたそうです。それから、それも受けて、
文科省から上がってくる話は、このままでもいけますと、そんな今更、国際公約もあるので見直せませんというのが強かったんです。それで、
大臣が
総理とやったわけでしょう。だって、
文科省の官僚知らなかったわけだから、
JSCの皆さんも、みんな、十七日、安倍さんがどんと発表するまで、えっと言って驚いたわけですから、知らなかったわけですよ。あなただけが、
大臣が
総理とやっていたわけですよね。
そこで、もし、
総理が全面
見直しをするという可能性をもし知っていたならば、あなたが、七月九日、
有識者会議の了承を受けて、大成建設とスタンド部分の三十三億円の契約を了承したというのは、国民に対する背信行為です。もしそれを、いや、知らなかった、
安倍総理、そこまでやるとは分からなかった、自分は、
ザハ案と
見直し案、ラグビーの
前提だけで話していたんだというのであれば、実は、
安倍総理は、もう
下村さんじゃ駄目だなと
判断したんです、失礼ですが。それで、官邸筋で
見直しをひそかに進めて、十七日、どおんといったわけです。
だから、あなたは、
大臣は、私の
報告も踏まえて、
総理は
結論を踏まえてなされたものと考えています、私も貢献したんですなんていうのは逆にうそで、何にも知らされないで、もう
文科省、
大臣筋じゃ駄目だ、政権まで潰れてしまうといって一大
決断をしたんですね、
総理は。私はそう思いますよ。
さあ、最後にいたしますけれども、
大臣、
大臣は政治家として、今回の
国立競技場建設問題の大失敗、大失態、この結果
責任を負わなければいけないんです。政治家というのはそういうものです。
大臣は
文科省のトップとして、
JSCは
文科省の所管ですから、それも含めたトップとしての監督
責任も負わなければいけないんですね。自分は知らされていなかった、自分には情報は届いてこなかった、自分なりに案を考えて
総理とは
相談していた、この過程のプロセスというのは幾らでも弁解したところがあるんですよ。でも、結果として、今回の国立問題というのは、何と六十億以上の、六十二億、現在で、もっと増えるかもしれません、の国民の税金を捨て金にして、そして工費の積算は乱高下して、国民の不信を買って、更に
工期もどんどんどんどん延びちゃって間に合わなくなるという危機的
状況を招いて、そして国際的な
日本に対する
信用も失ったんです。
IOCのバッハ会長が、いいよ、
日本、分かった、国民に
理解されないんじゃしようがないじゃないかって好意的だったと、森さんが
報告したら。でも、その後にちゃんと言っているんです。これから
見直し案は
IOCが全部入ってチェックさせていただきますねと言われちゃっているんですよ。これ、発展途上国じゃないんですよ、
日本は。
私は、
大臣は政治
責任を取るべきだと思います。政治家の出処進退というのは最高の政治倫理だ、こういう言葉があります。総
責任者ですから、あなたが
責任取らない限り、この事件の、この大失態のけじめは付かないんですよ。
ロシアの文豪のドストエフスキーさん、いいこと言っていますよ。私にはその行為に
責任があるのだろうか、ないのだろうか、という疑問が心に浮かんだら、あなたに
責任があるのですと。いや、言い得て妙ですよね。
大臣、本当に、
大臣の
答弁聞いていると、全く
責任感が感じられない。六十億の国民の税金を毀損しているんですよ。それに対する反省もない。もうそれだけでも
大臣を辞する私は十分な
理由になると思いますよ。
失礼ですが、ここまで今回の最初の国立建設をやった中で大失敗して大失態演じたんですから、次の
関係閣僚会議に
大臣は入る資格ないんです。国民は、あなたにやってもらいたいなんて誰も思っていないですよ。早く
責任取ってくれと、そういう国民の声、そういう
認識に、きちっと耳を傾けると言っているんだから、傾けたら行動を起こしてください。そうじゃなければ
日本の国というのは改善していきません。ここまで大失敗やった人が、よし、俺も次の方は副
議長か、おお、それならまたやってやろうじゃないか、何の反省もなく次に行くなんというのは考えられないですよ。
大臣の辞職を私は求めます。いかがでしょうか。