○柴田巧君 維新の党の柴田巧です。
先ほどからも、午前中もいろいろ議論がありましたように、
関係府省の司令塔的な
役割を果たして、
スポーツによる
健康増進や
地域の
活性化や、そして
国際的な地位の
向上を図ると、そのために
スポーツ庁を
設置するということについては
基本的に賛同するものですが、その上で、では、それによってどう具体的にこの
スポーツ施策が一体的、総合的に展開をされていくのか、確認の
意味も含めてお聞きをしていきたいと思います。特に
競技力の
向上であったり、
スポーツを通じた
国際貢献ということを中心にしながらお聞きをしていきたいと思いますが、この前のロンドン・
オリンピックは、史上最高の三十八個だったと思いますがメダルを取りまして、多くの国民に感動を与えたところですが、記憶にまだ新しいところですけれども、これもいわゆるナショナルトレーニングセンターなどを整備をしてきたというのもありますし、やはり非常に効果的だったのは、いわゆるマルチサポート
体制が整備をされてきたからなんだろうと分析をしております。
やはり
世界の強豪国に競り勝ってメダルを獲得をしていくというためには、また、その
競技者が最高のパフォーマンスを発揮するというためには、
アスリートの
支援を多方面にわたって包括的にやっていく、あるいはいろんな最先端技術を用いて研究開発をいろいろ進めていくということが大事なんだろうと思います。現代においては精神論ばっかりではなくて、あるいは
強化合宿ももちろん重要ですが、それに加えて、今申し上げたような
スポーツ医科学の活用をして、例えば栄養のサポートであったり、心理サポートであったり、コンディショニングのサポートであったり、あるいは動作分析、ゲーム分析などなど、こういった
スポーツ医科学を十分に活用していくということが大事でしょうし、いろんな情報を活用して
トップアスリートが試合に勝つための必要なサポートをしていくということが大事だと思います。
情報といえばその分野に入るんでしょうが、また
スポーツインテリジェンスというのもこれからもっともっと重視をする必要があるんではないかなと思っていまして、つまり、相手
選手やチームについて、あるいは試合
環境、またそれらの人
たちが相手チームはどういう器具を用いているのか、こういったものを徹底的に調べたり、あるいはライバル国と言われる人
たちの
強化策を評価分析をして、今度は自分
たちの
強化策に新たなものをつくっていくと、そういう
スポーツインテリジェンスもこれから非常に重要だと思っていますが、それらも含めていろんな情報戦略も大事でしょうし、また先ほども申し上げたように、
競技用具や専用のトレーニング器具、あるいは疲労回復方法等々の研究開発を進めていくということが大事だと思います。
いずれにしても、そういうトータルサポートが求められる
時代になったと思いますが、この
スポーツ庁というものができて、こういうマルチサポート
体制、どのようにこれから
充実強化をしていこうと考えているのか、お聞きをしたいと思います。