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国務大臣(
下村博文君) まず、御
質問の前提で事実誤認が相当あると思います。ですから、
一つ一つきちっとお答えしていきたいと思います。
まず、そもそも刑事告発を受けているというその内容は、もう週刊誌ネタそのものの内容だというふうに報道等で私は承知をしておりまして、それについては全く事実に基づいていないと。私の方としては、きちっと正確に、正しく、そして何らやましい不正はないというふうに確信をしております。
ですから、それについて説明責任があるということであれば、これは国会の方で
一つ一つ質問をしていただければ、私は
一つ一つ誠実に丁寧に答弁をしていきたいと思いますし、疑惑がますます深まっているというのは全くの事実誤認だというふうに思います。ですから、何が疑惑かということであれば、それは
一つ一つ是非聞いていただきたいと思います。
それから、今の、東京の博友会の話をされましたが、これも事実に基づかないことでありまして、これは
下村事務所に事務所があるわけではございません。東京の博友会、これは選挙管理
委員会に届け出ている政治団体でありますが、この東京の博友会は、博友会の事務局長を務めていただいている方の事務所の住所を主たる事務所として届け出ております。
それから、東京の博友会とそれから
地方の博友会、これは参議院における当
委員会では初めてのことでありますので、お聞きになっている
委員の
方々も、何を
質問されて、どんな内容かも全く御存じないと思いますので、簡単にちょっと申し上げたいと思うんですが。
東京の博友会は、これは先ほど申し上げましたように選挙管理
委員会に届け出ている政治団体であります。それ以外に六つの
地方に博友会がございます。この六つの博友会は届け出ている団体ではありません。なぜそうなっているかというのは、元々私は、かつて学習塾をやっておりまして、昔の塾の仲間、
教育関係者の
方々から、国会議員になったということもあるので、まあ年に一度ぐらいは来て、そして
教育の問題や政治の問題を是非話をしろということで、年に一度、それぞれの私を
支援していただいている
方々のところに行ってお話をさせていただいていると。それが
地方における博友会でございます。年に一度の私が行ってお話をさせていただいている会ですから、あえて政治団体として届ける必要がないのではないかということで、今まで届けていないという経緯がございました。
ただ、昨年の暮れに、写真週刊誌等、これは東北博友会というところなんですが、そこで開いた会が、あたかも何か政治資金パーティーのような形で金集めをして、そしてその金が
下村のところに迂回献金とかあるいは偽装献金のような形で行っているような報道がされたことがありました。これは全くの事実無根でありまして、東京でやっている博友会は、これは年に一度政治資金パーティーを行っておりますが、
地方はそういう形ではなく、私が行ったときに来られる
方々ですから、まあ場所はホテルですから一万円とか一万五千円掛かりますが、これは来ない
方々からもパー券を買ってもらうとか、あるいは一人の
方々から何枚も買っていただくということではなくてやっていただいている会でありまして、それによって利益を出して私の方に迂回献金するとか偽装献金するということは全くの事実無根でありますが、そういう報道をされたことがありました。
それから、その後、二月に一部の週刊誌で同様のことが書かれたことがありまして、それで二月十三日に全国の代表の
方々に集まっていただいて、こういうふうな誤解が出るようなことはあってはならないし、これからどうしようかという御議論の中で、今後、
地方の博友会も、東京の博友会のある
意味では下部組織のような形で、年に一度行っていただいている後援会の収支報告も届け出るような形がいいのではないかという方向にまとまったということでありますが、これは任意でありまして、それから私自身は、この
地方の博友会については、その規約とか会則とかそれから人事については、全く私も私の事務所もタッチしておりませんので、どんな形かということはその組織としては存じ上げているわけではありませんが、しかしそういう方向で代表者の
方々としては意見をまとめていただいたので、今後持ち帰って、それぞれの
地方の博友会がどうするかということについては今検討していただく、そういう段階でございます。