○山本太郎君 とにかく、何か、見ていると、内輪だけでかばい合いしているようにも見えるなと思うんですよね。すごく何か、第三者からの何か厳しい目みたいなもので本当に検証されているのかと。ここ検証されなきゃどうしようもないというか、この国の安全保障問題の
一つでもあるわけですよね。蒲原
官房長と
政府内部でかばい合いをしているんじゃないかなというふうな雰囲気というか、そういうにおいがするというのが嫌だなと。
新国立競技場の問題にしてもエンブレムの問題にしても、
組織の内部とか狭い範囲の中での
議論というのはもう通用しないんだという。第三者にしっかり検証してもらって、そして積極的に情報公開をして、緊張感を高めていって、パブリックな
議論をしていって、そして結果として情報セキュリティーが向上していくという、そして
内閣の
機能が
強化されていくというものをつくっていかなきゃいけないんじゃないかなと。
有村大臣にも、是非、NISCの第三者検証
委員会、お立ち上げ、お力添えお願いしたいということなんですけれども。
本案の
質問、もう弾切れになってしまいました、済みません。本
委員会につながる話なんですけれども、五月十四日に本
委員会で、
有村大臣もそのときこの
質問を聞いていただいたんですけれども、生活保護と奨学金の問題について、最近
政府に新たな動きがあったんですよね。それを皆様に是非御報告をさせていただきたい、そしてそれに沿って
質問をさせていただきたいということなんですけれども。
お手元の配付
資料①を御覧いただけますか。「生活保護世帯の奨学金 塾代も減額対象にせず」という見出し、これ八月二十一日、東京新聞の朝刊一面、トップ記事です。
厚生労働省が八月六日、生活保護世帯に支給された奨学金に関して重要な裁決と通知を同時に出したことを報じたものです。今年の五月十四日ですよね、本
委員会で子供の貧困、貧困の連鎖、それをテーマとして生活保護家庭の子供の進学問題について
質問させていただいた件なんです。
そして、もう一枚
資料をおめくりいただくと、これと同じものが出てくると思うんです。(
資料提示)このフリップは、その五月に
質問させていただいたときに使わせていただいたものと同じです。
母子家庭で生活保護を利用している福島県の高校生A子さん、せっかく給付型の奨学金受けられることになったんですけれども、福祉
事務所が、受け取った奨学金の全額を収入認定、収入として認定してしまった、その分保護費を減額してしまったという鬼のようなケースでした。この決定を取り消すように厚生労働省として市を指導してくださいと
委員会の中でも申し上げましたけれども、先月の八月六日、再
審査請求という不服申立て手続の中で、福島市の
判断に誤りがあるとして取消しを命じる裁決を厚生労働省出したんですよ。厚生労働省すばらしい
判断ですね、これ本当に、グッジョブですよ。おまえに言われたくないというところがあるかもしれないですけれども、済みません、もう、ちょっとうれしくなっちゃって。
もう
一つの問題なんですけれども、五月十四日の本
委員会での
質疑の際に、谷内厚生労働省の
審議官が、塾代について、学習塾ですよね、塾代については収入認定から除外できない。つまり、奨学金を大学進学のための塾代に使うことはできないと答弁されたわけです。それが、さきの裁決と同じ八月六日、厚労省は、奨学金やバイト代などの収入があった場合、学習塾費等に使うことを認めるという通知を出したということを知ったんですよ。この件に関しましても、運用解釈の変更、厚労省すばらしい
判断だと思います。本当によかった。
非常に前向きな
判断をしていただいたんですけれども、実は、今回の通知、今回の通知では、奨学金等を大学の受験料や入学金に使うことを認めるとは明確に書かれていないんです。これ、認めない、これからも認めないという趣旨なんでしょうか、教えてください、短めに。ありがとうございます。