○
上月良祐君 大変ありがとうございました。いろいろ本当に一生懸命取組を進めていただいているということがよく分かります。
環境整備のようなものがやはりまだまだ今のところ多くて、それが
実需につながっていく、実際の
雇用の数値などは上がっているんですけれども、こういった
成長戦略に基づく、私、後から
お話しするような、例えば
再生医療であるとか
ロボット医療であるとか、そういったものに基づく
実需というんでしょうか、
雇用が出てきていますよというようなことが出てくるには、やはり少し時間が掛かるという面もあるんだとは
思います。
そこら辺は是非一生懸命やっていただきたいと
思いますし、私は、
成長戦略であれ、これは
地方創生であれなんですけれども、それをやっていらっしゃる
大臣がいるから
大臣の
責任だなんて言うつもりは全くないんです。それを言っている
総理の
責任だなんて言うつもりはなくて、むしろこれは自民党の、
国会議員の一人一人の
責任だと私は思っております。一人一人の
国会議員が
大臣を支え、
総理を支えるつもりで、それぞれの
地元の場所であるいは
東京で一生懸命取り組んで結果を出すように努力するかどうかこそが、
大臣や
総理を支えられる
気持ちを持って
国会議員が
仕事ができるかこそが、その成功に、結果につながるかどうかが重要だと思っておりますので、そういう
気持ちで是非私自身も取り組ませていただきたいと
思いますし、その取り組んでおることにつきまして、その次に御
質問をまたさせていただきたいと
思います。
取りあえず
成長戦略につきましては、
甘利大臣、ありがとうございました。
それから、
特区の話につきまして、まさに自分がもう県庁におりました頃から、
総務部長や副知事をやっておりました頃からもう一生懸命取り組んできた
特区のことにつきまして、これは
永岡副
大臣にお聞きをしたいというふうに存じます。
さきの
施政方針演説で、
総理も
ロボットを一例に挙げて、挑戦的な
研究、
経済社会を一変させるようなもの、それを大胆に支援していくということをおっしゃいました。
ロボットって
産業用と
生活支援用と、大きく大分すると二つに分かれます。そして、この
生活支援用ロボットというのはある
意味で今、
日本が非常に先行しているところでもあり、これから
高齢化が進んだり
介護の需要が増えていくだろうということが見込まれる中で大変大きな
市場になっていくだろう、そしてそれは
世界中に広がっていくだろうという大変有望な
部分だというふうに存じております。
そして、ところが、やっぱりこれもまた、これは
平成二十六年度の
産業競争力強化のための
重点施策等に関する
報告書というのがありまして、これだと
医療介護の
ロボットのところの資料、うまくいっているところもあるんですが、この
医療介護ロボットのところは当初計画の規模よりも
現状がちょっと達していないんですね、少し遅れているということになっています。
それはそれで事実ですから受け止めて、だから一生懸命またやり直せばいいんだ、力を入れてやればいいんだと思っておりますが、私は、まさに
成長戦略の
コアの
一つだと、この
ロボット技術を使って
日本人の
物づくりというような
技術、あるいは
オペレーションですね、
オペレーションも全部、ソフトも含めてサービスを提供していくということが非常に
成長戦略の
コアの
事業の
一つだと思っております。
例えばということで、
一つ、
地元でありますけれども、
つくばでもう前からやっております。これは、
民主党政権時代の
国際戦略総合特区の
指定以来、
ロボットの
関係というのは随分一生懸命やってきておりまして、
山海嘉之先生がやっていらっしゃる
HALもここで生まれて、今大きく
成長されていらっしゃるわけでございます。
今、
国家戦略特区の方で
ロボットイノベーションということでそれも
提案しておりますけれども、これがなかなかうまくいかないなという
思いがちょっとありまして、そう言っているうちに時間がたってきているので、
通常の
ルートに従ってどんどん進んできちゃってはいるんです。
通常の
ルートでそれなりに
スピードを上げてやっていただいてはいるんですけれども、せっかく
特区でやっているんだから、もうちょっと違う考え方でもう少し、何というんでしょうか、うまくやれないのかなというようなことを思うところがあります。
例えば、
治験の
在り方。
治験の
在り方以前に、
治験に入るために随分
有効性とか
安全性とかを
基礎研究ということで相当な時間と労力を掛けてやらなければいけなかったり、
医療機器の
薬事承認申請の手続とかについても
提案をいろいろやっているんですけれども、なかなかこれはうまくいかないということがあります。
例えば、
事前相談をする
制度なんかがあるから、それでどうだろうかというようなことが言われていますけれども、その
事前相談をやっていてもやはり時間が相当掛かる仕組みになっちゃっているんですね。
実は、この前の週末もたまたま
山海先生の
お話を聞く機会が、私、あったんですけれども、しょっちゅう聞いておりますけれども、またありました。あの
先生すごいなと思うのは、二、三か月置きに話を聞くたびにどんどん
仕事が広がって、どんどん新しい
分野にチャレンジされていると。もう本当に、何というんでしょう、
日本のためにといいますか、
日本の
成長のために重要な人物だなと改めて思ったんですが。
ちょっと半分苦笑いしながらおっしゃっていたんですが、
日本でできた、
つくばでできた
技術だから
日本で
実用化しようと思って、いろいろ引きがあったんだけれども、ほかに出すのは大分待っていたんだと。待っていて待っていて待っていて、これぐらいだったら抜かれないかなと思ってドイツに出したらば、あっという間に抜かれてしまったと。
労災保険の
適用が、
保険適用になっちゃって国立の
リハビリセンターが、
HALの
リハビリセンターができてしまって、
医療保険の
適用についても急激に話が今進んでいるということなんだそうです。いや、もうあそこまで待てばいいかなと思ったのに、そうだったということで、苦笑い半分だけれども、私、笑っている場合じゃないと思うんですよ。
成長戦略と言っていて、
特区でまさに
指定していて、
日本の将来にとってはこれほど重要な
技術はないと。しかも、あんなスーパーマンみたいな、ひょっとしたら将来ノーベル賞取るかもしれないようなすばらしい人がいて、
日本日本と言ってくれているにもかかわらず、それに応えられないというのは、大変、本当じくじたる
思いがあります。
そういう
意味で、今まさにこれ
提案も出ているわけですけれども、
特区全体というよりは、これはまさに
厚労省プロパーという
感じになるものですから、大変お忙しいところ申し訳ないんですが
永岡副
大臣にいらっしゃっていただきまして、その辺に関してどんな状況になっているか、御答弁いただきたいと存じます。