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森本真治君 ありがとうございます。
スピード感というような
お話もございましたけれ
ども、大きく暮らしが変わるというような中での評価というのもあるかもしれないけれ
ども、おっしゃられたように、本当に、今までだったら役所なんかでも例えばたらい回しに遭うとか、国などとの調整で本当に速やかに課題解決をしてもらいたかった
部分がなかなか進まない、しかし、それが要望とか何かすぐに即効性を持って対応していただくというような中で、それこれ住民の満足度は上がっていくというような観点でのやっぱり効果というのも確かにあろうかというふうに思います。
それで、今
大臣言われたように、もうほぼ、これまでの分権
改革の流れでいえば、ある
意味ほぼ最終形に近づいてきているようなところも確かにあろうかと思いますね。これは、いわゆる
システム改革というか、行政のまさに手続の
部分の
改革という観点においてほぼ最終形になってきたかもしれない。
ただ、これで分権
改革というのが当然ながら終了ということではなくて、常にまた時代も変化をしていくわけで、新たなニーズとか課題というのが生まれたときに、じゃ、新たな今度分権
改革というものをどう考えていくかということが、まさにこれからの分権
改革の方になっていくのかなと。まさにこれは、
改革のゴールはないし、だから私は、今日あえて例えば今までの中央集権が悪かったという言い方をするわけではなくて、その時々に合った
システムがあった、それを的確に変化をしていくという中においては今後もこれは不断の
努力が必要なのかなというふうにも思っております。
ただ、その中で、やっぱり何というか、振り返りというか、検証というのは当然していきます。今日は、失敗でしたねというようなことは当然、到底申し上げようとは思っておりませんけれ
ども、これまでの
改革が十分に適応例えばできていないような
部分があるのであれば、やはりそこはしっかりとここで確認もしていかなければならないというふうに思っております。
それで、まさに今後この分権
改革の新たなステージに入る中で、もうこれまでも何度も議論がなされているように、大事なのが、例えば
東京一極集中の是正というようなことがずっと言われておりますけれ
ども、そういう人口流出であったり、過疎化の問題とか、もうずっとこれ、過般もありましたね、限界集落というような問題もずっとあってきた、その辺りについてこれまでの
改革がしっかりとそのような課題について対応できていたのかということはちょっと確認をしたいと思います。
それで、今日ちょっと配付資料、出していないんですけれ
ども、今から話しすることがね。
東京への転入超過、これは、
東京都の資料を見ると、実はこれ、最近の話というか、
平成九年からのようですね。それまでは転出超過の方が
東京は多かった。それが、
平成九年から転入超過がずっと来ていて、まさに今も大きな問題として上がってきております。これ、
平成九年といいますと、分権
改革もうスタートしているんですよね、実は。分権
改革がスタートしている中での転入超過、今まさに大きな問題になっている一極集中という話になってきた。
これまでの分権
改革というのは、まさにその目的というのがあって、例えば
地域の自主自立であるとか、そういうような目的があったんだけれ
ども、やはりそれらの目的が達せられなかった、
地域のそういう発展に貢献できていなかったというところはあろうかと思うんですけれ
ども、その辺りについて、これまでの分権
改革の評価というか、そういう
部分において実際に流出への歯止めが、止められていなかったということについてはどのように考えますでしょうか。