○藤末
健三君
岸田大臣の力強い、この
教育を進めると、
日本らしい
教育を進めるというお言葉は本当に有り難いと思います。
やっぱり私自身、
あと、プラス、アイデアを申し上げますと、アフリカにちょうど伊達先生なんかとも一緒に伺ったわけでございますけれど、そのときに
現地にちょうど学生が行っていたんですよ、青年派遣隊ではなくて独自に。そういう学生と話していますと、やっぱり若い
日本の学生なんかをそういう学校なんかに送り込んで授業とかをやってもらったら、
日本の学生にもプラスになるんじゃないかなということをちょっと思っておりましたので、そういうことも
是非御検討いただければと思っております。
また、同時に、
日本らしい貢献という意味では水というのがあると思います。今
世界の人口は大体七十億人いる中で、きれいな水が飲めない人
たちが大体七億人、一割いるというふうに言われています。そして、毎年大体百八十万人の
子供たちがきれいな水を飲めなくて命を失っていると。
実際に私もカンボジアに伺いましたら、カンボジアは水道もなく、また井戸を掘る
技術もありませんので、雨水をためて飲んでおられる。実際に雨水を飲んでおなかを下した
子供たちは、もう幾ら雨水を飲んでも水を吸収しないで、そのまま命を失うという現状でございました。ただ、ある村に伺いますと、
日本人の
方々が井戸を四本掘っておられる。その四本の井戸からきれいな水が出て、実際に統計
データを見たんですけど、赤ちゃんの死亡率が何と半分以下になっていると、その村は。やっぱり村の
方々は、
日本人の名前をちゃんと碑に名前書いて残しているんですよ。
また、エジプトの水道
プロジェクトも拝見しましたし、また
インドネシアに一年半前に伺ったときも、実際にきれいな水が飲めなくて、お母さんが出産の後に体を拭けずにやっぱり亡くなる例が非常に多いという話を実際に聞かせていただく中で、
日本が水をきれいにして循環させるという
技術はやはり
世界で一番だというふうにあらゆる国から聞いております。
是非、今どちらかというとインフラ輸出ということで、水道そして下水などの輸出ということで動いておられますけれど、やはり、例えば水道がないところでも、ポリタンクにきれいな水を入れて運ぶだけでも
子供たちの命が救われたりお母さんの命が救われたりするような
状況がございますので、もっと広い意味で、上下水道のみならず新しい水の循環、例えばペットボトルでもいいと思いますし、
あとポリバケツにきれいな水を入れて配るだけでもいいと思いますので、そういう新しい
取組をしていただいてはどうかと思いますが、いかがでございましょうか。お願いいたします。