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室井邦彦君 維新の党の
室井です。
早速
質問させていただきますが、その前に、先日の
新幹線の
事故について少しお願いを申し上げておきます。
まずその前に、お一人がお亡くなりになられました。心から哀悼の誠をささげたいと思います。また、二十六名の
方々が負傷されたと。一日も早い御
回復をお祈りを申し上げます。
ところで、想像を絶するといいますか、まさかこのような
事故が起きる、誰も
考えもしなかったことと思います。こののぞみ二二五号、十六両編成、八百名を超える乗客が乗っていたと。そう
考えたときに、ヨーロッパでも大きな高速
鉄道の爆破
事件とか大きな
事故がございました。そういうことを
考えますと本当に背筋が凍るような思いでありますが、どうか
太田国土交通大臣筆頭として
鉄道関係の
事故が起こらないように、また特に、恐らく乗客の皆さん方から非常な苦情も出るかも分かりませんが、十分な点検方法といいますか、そういうことも是非、利便性だけを追求、先取りすることではなく、
事故が起きてからでは遅うございます。何とぞその点を十分にお
考えをいただいて、的確な御指導をお願いをしたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
それでは、
一般質疑の中で、私は
地方創生の
考え方と
大都市圏整備計画の目指すべき圏域づくりと調和、この件について少しお尋ねを、また私が少し疑問に思っているところをお尋ねをしていきたい、このように思っております。よろしくお願いを申し上げます。
まず、
地域再生法の一部を改正する法律が成立をいたしました。人口の東京への過度な一極集中を是正をするという大きな目標であります。また、地方で安定した、環境のいい良質な雇用
確保が必要とする、こういう大きな二点、この
考えに基づいてこの法案が成立された、
考えられたというふうに思っておりますが、企業の本社
機能の移転を
考えておられる事業者、また新増設を行う事業者にとっては思ってもいないすばらしい有り難い法案である、このように税制上の
支援措置をしていただけるということについては願ってもないことである、このように私も思っておりますが。
そこで、少し理解し難いというか、やむを得ないのかなということも一部ありますが、この法案が一極集中を是正するために十分に効力があるのか、実際まだ実績も出ていない中で縛りを掛けてしまうというか、東京二十三区、そして近畿、いわゆる
大阪、また中部に関しては名古屋市、特定業務施設の集積の程度が著しく高い、こういう
地域については
支援対象から除外をするというようなことであります。
確かにこの法案が効果を現れて、東京からかなり地方に分散されていく、これ以上行っちゃうとちょっとバランスが取れぬなというときにこそ歯止めを掛けるというのは分かるんですが、この法案が、さて、どれだけ効力を発するかどうか分からない中で歯止めを掛けてしまうというのはいかがなものなのかなという、私は個人的にそのように疑問というか、思っているところであります。
そこで、我が国の経済再生を目指す東京、
大阪、我々維新の党は、東
日本、西
日本、
日本の国を二つに大きく分け、東京は東京、
大阪は
大阪のこの強力な両エンジンで経済の
活性化をしていこう、こういう気構えで我々関西人としても頑張っているところでありますので、この辺で大きなショックといいますか、燃えるものを失ってしまったというような思いもございます。
ここでお尋ねをいたしたいわけでありますが、この一極集中是正の問題を抱えながら、地方再生と近畿圏と中部圏における都市の国際競争力の強化という
課題を今後どのように両立をされていくのか、そしてどう
推進していこうとされておるのか、是非
大臣の御所見をお聞きをしたいなと思っております。よろしくお願いします。