○川田龍平君 この新聞記事、御覧いただきたいんですけれ
ども、中二段の左から七行目ぐらいのところにありますが、事件は本学部としては直接
関係がないという記述のところなんですけれ
ども、ここは、この新聞記事では
関係がないということで終わっているんですが、実は、事件は本学部として直接
関係ないが、学部内で起こった事件でもあるから、判決発表があったこの際、学部の反省と決意の会を開催し、
職員、学生の反省の決意を促したいという医学部長の提議がなされ、可決したということで、その後、先ほど答弁にあった反省と決意の会というものが一週間後に開かれて、教授会から一週間後に、九月十五日の午後二時に医学部の中央講堂で、学部、附属医院、専門部共同主催の下、
職員、学生生徒、看護婦等の
出席を
求めてこの会が開催されたということです。
その決意内容、先ほど読んでいただいたところから少し省略されている部分があるんですけれ
ども、医学研究及び研究の在り方について反省し、我々医師として生命及び身体の尊厳についての認識を一層深くするとともに、その天職を守り抜くためには、たとえ国家の権力または軍部の圧力が加わっても絶対にこれに服従しないということを決意したとあります。こういった決意をしているということが九州大学として、九州大学の五十年史や七十五年史にも記載されていて、しかし、残念ながらこういった決意というのは、医学界全体または日本
政府では広く共有されてこなかったのではないかというふうに思います。
薬害根絶のためにも、過去の非倫理的な人体実験の史実を認めて国としても医学界としてもきちんと反省をした上で、たとえ合法であっても非倫理的な人体実験を行ってはいけないという医の倫理を確立して、一方で被験者保護の必要な法
制度を構築すべきだと考えて、九大で行われたこの人体実験について
大臣に
質問通告を昨日したのですが、
大臣も事務方も、事実
確認から始めないと分からないので、一日じゃちょっと答弁原稿が作れないと言われたので、勘弁してほしいと言われましたので、これはもう次回ですね、前回申し上げたとおり、非自発的な精神
障害者の入院、そしてそれに相次ぐ臨床研究の不正や患者の人権を無視した医の倫理問題を解決するためには、この戦後七十年の節目にやっぱり過去の医学界による重大な人権侵害に対する深い反省が不可欠だと考えています。
大臣、これは大変重要な見解をいただきたいので、しっかり勉強していただいて、連休明けのこの
委員会で是非この見解をいただきたいと思いますので、よろしく
お願いします。もし今日あればですけれ
ども、ゴールデンウイーク明け後の
委員会において是非答弁いただきたいと思います。
次に移ります。
それで、今年から、製薬企業による医師への資金提供についての自主的な情報公開というのが始まりました。今日の
理事会でもお話がありましたけれ
ども、これを基に行った調査で、薬事
関係の審議会
委員を務める医師八人が二〇一四
年度に製薬会社から受け取った講演料などを過少申告していた可能性が二十一日に報道されました。このうちの二件では、受取額が規定の上限を超えた
委員が議決に加わっていたとのことです。
私は、昨年の五月にこの利益相反の問題を
行政監視
委員会で
質問いたしましたが、今年の三月末にようやく薬事分科会で参加規程の
見直しが行われたようですので、その取組について伺います。また、今回の報道を受けて、ほかの
委員についても虚偽申告や申告漏れがないか、至急調査すべきではないかと考えますが、
大臣の見解を伺います。