○中野正志君 九州の川内ではなくて東北の仙台の中野正志でございます。
実は、本日の新聞を見て大変晴れやかな気持ちでこの
委員会に臨んでおります。というのも、一つには、
川内原発、審査終了という記事がありました。二つ目には、
福島第一、
汚染水を全量浄化という見出し記事がありました。
川内原発の審査は、当初、少なくとも半年という
田中規制
委員長の言葉からは大幅に遅れました。約一年十か月掛かってしまいました。しかしながら、再
稼働そのものは、トータルで言えば、一日百億円プラスアルファと言われる燃料たき増し費の削減につながる、CO2の削減につながるという
観点、さらには電力料金の抑制という
観点から歓迎すべきものであります。
規制
委員会におかれましては、
是非今後とも速やかな審査を期待したいと思いますし、経産省、資源エネ庁には大いに督励をしていただきたいと期待もいたしております。
また、二つ目の
福島第一の
汚染水問題に関してでありますけれども、六十二万トンの浄化処理が完了したということは一歩前進であろうと思います。
関係者の皆様の御努力に心から御礼、敬意を表したいと思います。
ただ一方、この
汚染水対策ではALPSのトラブル、相次ぎました。いまだ除去し切れないトリチウム処理の課題も残ります。
原発の一号機から四号機の原子炉建屋では、地下水が流入するなどして一日当たり三百から四百トンの高濃度
汚染水が発生しているということもありますから、今後とも、凍土遮水壁はもちろんのことでありますけれども、これに余りこだわらずに、あらゆる手段を通じて
汚染水の流入を防ぐ努力を継続していただきたいと、こう期待もするところであります。
今日は、昨日までに通告した
質問項目によりましてまず
質問をさせていただきたいと思います。
実は、気になっておったんでありますけれども、経産省の敷地内の角に脱
原発テントと書いてあるテントが三張りほど張られております。私は以前からおかしいと思っておりましたが、先日、今日の
質問のためにあそこをあえて通りかかったら、まだ現存してあるんですね。
どうなっているんだというのが正直な気持ちであります。私個人の
意見でありますけれども、脱
原発を語りながら公然と脱法
行為をする、これはもう笑止千万なんです。しかし、私たちも政治の立場で黙認するわけにはいかない。
是非、経産省
当局の見解、今日までの経緯も含めて皆さんに開陳してください。