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櫻井充君 民主党・新緑風会の
櫻井充です。被災県の代表者として今日は質問をさせていただきたいと思います。
私の地元の建設会社の社長が、
復旧復興も大事なんだけれど、今後またこういう大きな地震が起こった際に、津波の
被害が起こった際にどういう
対応をするのかということを国で検討するべきなんだと、そういう話をしてくださいまして、その
意味で、今回こういう法案が出てきたということは素直に評価させていただきたいと、そう思います。
どういうことを今後対策として生かしていくのかということで、一点だけ申し上げておきたいと思いますが、医者の観点から申し上げると、やはり七十二時間何とか急場をしのげれば多くの
人たちを助けることが可能だということは、これは私は経験則として学ばせていただきました。
それは、あの当時、
地方整備局の局長だった徳山さんが中心になって、くしの歯作戦というのを展開してくださって、大体二日ぐらいで九割以上の
道路が再開されました。ですから、何かの支援物資を届けるにしても、それから人を
救助するにしても、この間耐えられるようなシステムをつくるということがすごく大事なことなんだと思っているんです。
具体的に申し上げれば、まあ逃げなかった
人たちは論外でして、これはちゃんと逃げるように教育しなきゃいけないんですが、二つ目として、非常に気の毒だったのは、
避難所に逃げたんですが、残念ながら、それが全部津波にのみ込まれて、
避難所として機能していない、元々
避難所として適していないと。ですから、これは今後東南海トラフなどが起こることが想定されるんだとすると、
避難所として適切な
場所にあるのかどうかという検討がまずなされるべきだと思っています。
それからもう
一つは、
避難所に何とか、津波は逃れることができたんですが、あの当時寒かったので低体温症候群などで亡くなっている方々がいらっしゃって、結果的にはその何日間かの
避難所としての機能を有していなかったと。ですから、熱であるとか食料であるとか水であるとか、この手のものを確保してくるということがすごく大事なことだと思っているんですが。
さて、今日の本題に入りたいと思いますけど、そういう
意味で、
瓦れきの
処理を行っていく上において、今回の大震災でどういうことを学ばれて今回の法案の提出に至ったのか、まず
大臣から御
説明いただきたいと思います。