○藤田幸久君 是非後で御覧いただきたいと思いますが、多分
日本のNHK、民放を含め初めて、初めにテロップが出まして、この番組の中で御遺体が出てまいりますと、現場の、ということをお断りの上で放映をされました。私は今まで、例えば津波というものがいかにひどいものであるかというのをスマトラで感じて帰ってきまして、
日本で津波の恐ろしさというものをもっと伝えるべきだなと思って、四年前の東
日本大震災のときに現実をやっぱり伝えるべきだな、ということがまさに抑止につながると思った次第でございますけれども。私は、NHKが最近いろいろ問題がありますが、ああいう形で放送されて、アメリカ兵の方がもう精神的に参っている具体的な場面とかも出ておりました。
そういう観点から、やはり沖縄の基地問題も対応が重要だろうと思って
質問しておりますが、その
関係で、沖縄防衛局による不服申立てについて、これはたまたま沖縄北方特別
委員会の方で
質問をしている中から、総務省の方で出していただいた資料が、この資料の二ページ目から五ページ目にかけてでございます。
要は、国が行った行政不服
審査法に基づく不服申立ての
事例を過去十年間にわたって総務省が各
政府機関に聞いていただきました。十年間で出てきた
事例がこの五つしかございません。全部、この
事例が結果的に却下又は取り下げたわけでございます。
そんな中で、この四ページにございます
事例の四を見ていただきたいと思いますが、これは諫早の
関係の
事例でございますけれども、つまり、四ページの一番下のところを御覧いただきたいと思いますが、最終的に国の方が取り下げました。理由は、国は地下水の取水によらず海水淡水化による農業用代替水源を確保する方針としたため、決定前に
異議申立てを取り下げた。つまり、これ、知恵を出しているんですね。ですから、その不服申立ての手段に訴えるのではなくて、民意も尊重しながら別のより良い手段を模索したと。
これ、この不服
審査の
手続というのは、行政が行政をというのはやっぱり余りにも芳しくない手段だろうと思いますので、是非そういった
意味で、私は別の方法を取っていただくことが、先ほどの沖縄戦の惨状等も見ながら、何となくこういう不服
審査でやっているというやり方は、あの粛々という言葉が
話題になって、もう官房長官、
防衛大臣の方も粛々という言葉は使わないとおっしゃっておられますけれども、こういう不服
審査申立てとやるのは、何か粛々以上に、そこのけそこのけ本土が通るみたいな感じがするので、別の方法を考えられたらいかがかと思いますが、いかがでしょうか。