○小野次郎君 これは誰もが知っていることですけど、
日本防衛に関して、日米安保条約があるからアメリカについては
日本を
防衛すべき少なくとも条約上の義務があるわけですよ。
ですから、そういうことではカバーできなかった、されていないことについて、こういう脅威に対して、集団的自衛権の行使容認することによってこういうメカニズムで
日本に対する侵略の抑止力が向上するんだと、画期的に向上するんだと御
説明いただかないと、例示の方の脅威は、サイバーだ、国際テロだ、ミサイルだとおっしゃっているけど、じゃ、まあどこの国のと言うと問題あるから言いませんけど、そういう国のミサイルの
日本に対する攻撃の危険に対して、格段にそれを抑止できるんだという
説明されないじゃないですか。ISを始めとする国際テロに対して、
日本が集団的自衛権の行使容認することによって格段にそういうテロから
日本が狙われる危険が下がるんだという
説明はされないじゃないですか。
サイバーについてもそうですよ。何か、分かりません、私もそういう分野明るくないけれども、ああいうある
意味でグローバルなというか、ある
意味で弱いところを狙ってくるようなタイプの非対称的な脅威に対して、本当に集団的自衛権の行使容認をすることによって抑止力が格段に増すんですか。そう言わなければ、言っていることと結論が合っていないと僕は言っているんですよ。
まあ、今日は特定
調達の話ですから、その話はまた別の機会につなげますが、脅威が何なんだと、抑止力が何なんだと。それで、あと、
外務大臣にいつもお
伺いしている
リスクが拡大するのをどうやって歯止めを掛けるんですかという、これは一連のあれなんで、これ全部きちっと答えてもらわないと、
国民としても、野党としても、何でそんなこと必要なんだ、
議論するんだと、全く私は
質問をすればするほど理屈がよく分からなくなってまいりました。
それでは
法案について聞きますけれども、
防衛大臣、恐縮ですがお付き合い願いますが、
年限を十年と長く設定するようにすれば、確かに購入計画がある
意味で有利になる面もあると思いますけれども、反対に兵器や装備の日進月歩の競争というかの中で、固定化というのか、一番僕思うのは、戦艦武蔵や戦艦大和って世界一だと言っていたんだけど、本当は昭和十九年ぐらい、二十年ぐらいになってくるともう陳腐化しちゃったわけですよね。ああいうことにならないかという心配はありませんか。