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アントニオ猪木君 本当に、せっかくの訪問ですから、二十四時間という短い時間で、天皇のスケジュールも、私でも大変だなと思うくらいでしたが。
本当はやっぱり、パラオの世界遺産になったロックアイランドですかね、その中に私のイノキ島があって、今回もその島を見てまいりました。本当に、いつものこと、どこに行っても
中国の方がどんどん入り込んできていて、ホテルは取れない、あるいは今回ペリリュー島に行くにも、五十キロぐらいなんですが、そのボートをチャーターするのにも、
中国の方が全部押さえているということで、行きたくても行けないような状況が起きておりました。
そんな中で、サンゴも、私の島に本当にそのテーブルの半分ぐらいの大きなのが幾つもあったんですが、それがなくなってしまったり、同時に、あとやっぱり温暖化による影響でしょうかね、どんどん島が浸食されていくという。私の場合、島だけは半分セメントで囲ってあるものですから、その浸食を今食い止めている状況で、何とか、その後、周りもやろうという話をこの間してきました。
ほとんどの島がそういう形で浸食されて、ちょうど同じ時期にマーシャルのロヤック大統領というんですかね、それからもう一人の方が、ミクロネシア、モリ大統領という、本当に
日本の名前の、昔はナカムラ大統領っていましたけど、ミクロネシアは本当に
日本の影響もあったし、親日的であるということで。
なかなか島と島ですから回るのは大変ですが、その辺も含めて、これから
中国が本当に戦略をどう立てているのかという私なりに分析はしています。そんな中で、この海洋地域を
日本としてどう守っていくのか、この辺を本当に真剣に取り組んでいただきたいと思っております。
最後に、その辺の協力
体制を、なかなか、話ではありますが、具体的になっていくとなかなか話が消えてしまうんですが、遺骨の収集もしかり、今後、天皇の訪問がこれで終わりじゃなくて、具体的な形でどう進めていくのか、お話をお聞かせください。