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中野委員 公明党の
中野洋昌でございます。よろしくお願いいたします。
早速
質問に入らさせていただきますけれども、現在、
政府におきましては、
地方創生というのがやはり大変に大きな
テーマでございます。私も現在さまざまな
地方に行きますけれども、やはり、各
地方それぞれで人口がどんどん減っていってしまっている。これを、我が
地方のそれぞれの知恵を生かして、また、
現場の資源を生かしてどうしていけばいいのかというのを、大変に
皆様、
問題意識が高まっている。このように痛感をいたします。そして、その上で、やはりこの
地方創生の担い手をどうやって育てていくのか。これが大きな
課題であるなというふうに感じております。
私は、その
地方創生の答えというのは常に
現場にある、このように思っております。
現場では、我が党では
地方議員の
皆様がいらっしゃいます。いろいろな方々とネットワークをしっかり発揮して、この
地方創生、大きな
テーマでございますので、やはり実現をしてまいりたい、このように考えておりますけれども、
地方創生を担う人材を育成していくためには、
地域の
課題に
関心を持つ、我が
地域にどんな
課題があるのか、そして、それを解決していくために何をしていけばいいのか、こういうことに積極的にかかわっていく、こういう
人たちがやはりいらっしゃらないといけないというふうに思います。
もちろん、もともとその
地域の御出身でない方が
Iターンで戻られてきて
町おこしということで頑張っておられる、そういう事例も大変多うございますけれども、やはり、地元の方にこうした
問題意識を持っていただく、こういうことが大変大事ではないかなと思います。
そのためには
初等中等教育というのが非常に大事になってくるのではないかな。この
段階でやはり
地域と
学校とがしっかりかかわって、そして
児童生徒が
地域に
関心を持つ、愛着を持つ、
郷土愛を育んでいく、こういうことは大変に重要なことであると思います。
私、昨年も山口県を訪問させていただきました。
コミュニティースクールが非常に多い、先進的なところでございまして、こうした例も見学をさせていただきました。
地域全体で
教育を支えていく、こういう
取り組みをしていく中で、もちろん
学校も元気になっていくし、あるいは、
地域もそれで元気になっていく。その上で、さらにいろいろなメリットがある。
児童生徒が
地域の行事に積極的にかかわっていく、こういう中で、
学習意欲、いろいろなものも高まっていく、こういうお話も伺ったところでございまして、大変大事な仕組みであるな、このように考えております。
しかし、
コミュニティースクールの制度はまだまだ数としては少ないというのが現状であるというふうに私は考えておりまして、
政府として今後どのくらいの水準までしっかり
コミュニティースクールの普及というものを目指していくのか、これを確認をさせていただきたいというのが一点と、また、これを実際ふやしていくためにどのような支援をしていくのか。例えば予算面での支援も必要でありましょうし、この制度を導入したことによるメリットは何なのか。例えば、こういうこともしっかり
説明をしていかないといけないと思います。
地元でもこういうお話をさせていただいても、例えば、我が
地域では既に評議員制度があるよとか、
学校支援の
地域本部があっていろいろなかかわりがあるよとか、もう既に、
地域とのかかわりという意味ではさまざまな
取り組みを進められているというのも現状でございます。
しっかりこの制度の
意義、またメリットを
説明していく、こういうところもやっていっていただきたいと思いますし、あるいは、
学校と
地域をコーディネートするような人材の確保、育成、これも大変に大事な視点でございます。
さまざまございますけれども、
コミュニティースクールの今後の、どの程度までしっかりふやしていくのか、
政府としてのお考え、そしてまた、それを実現していくための
取り組みについて、
大臣にお
伺いをしたいと思います。