○篠原(孝)
委員 それでは次に、米と牛肉と豚肉に入りたいんですが、これは
福島議員と
佐々木議員がとっぷり聞かれたので、あちらに任せまして、最後に
情報開示のことについてお尋ねしたいと
思います。
資料の一ページの方を見てください。これはいろいろなところで
質問を受けておられると
思いますけれども、私が初めてなので、ちょっと。
USTRのホームページにこれだけきちんと出ているんです。それから、TPAの法案の中にも、
議会協力というのでこれだけ書いてあるんですよ、懇切丁寧に。いかに
議会に気を使っているか。これは新しく入った部分なんです。よく見ていただきたいんです。
アメリカの議員は幸せだなと思うんです、これだけ丁寧に扱われているんですから。
我が国の
国会議員は、私のようにおとなしい議員ばかりのせいかもしれませんけれども、これを見てください、
TPA法案の
議会協力部分の概要。これだけやってもらったら、私だったら
反対できなくなっちゃいます。だけれども、全然こういうことをされていない。
TPAを通すためのUSTRの
議会対策、後ろを見ていただくと、これだけ一生懸命、気を使ってやっている。
日本まで
フロマンさんが来て、
甘利さんと土曜日から三日間もやった。これは
アメリカ側に対するアピールですよ。ですけれども、私は、
日本でもこれは絶対やってもらわなくちゃいけないと思うんです。
それで、我々は、これは前から気にしていまして、この後、長い名前ですけれども、
国民経済及び
国民生活に重大な
影響を及ぼすおそれのある通商に係る
交渉に関する
情報の提供の促進に関する法律案、これを提出したいと思っております。これは、本当に真面目に考えていただきたいと
思います。
レベル・プレーイング・フィールド、同じ競争条件にというのは、いつも
アメリカ側とやっていると出てくるんです。だけれども、
議会の審議において、
アメリカの議員と
日本の議員と、全然
情報量が違ったら勝負にならないですよ。同じように議論してやっていかなくちゃいけない。
例えば、署名する六十日前に貿易協定を公開するとともに、
交渉全体を通じて米国
提案の詳細な概要を発表することを求める、これはなかなか大したものだと
思いますよ。我々、英文でどさっと出されたって困りますけれども、
日本文でちゃんと出されたら、ちゃんと速読して理解できます。この
情報公開は絶対にやっていただかなくちゃいけないですし、
アメリカがやっているんだったら
日本もということで、ぜひしていただきたいと思うんですが、この点についていかがでしょうか。
これの
答弁をいただいて、私の
質問を終わらせていただきます。