○輿水
委員 どうもありがとうございます。
二〇二五年問題と言われても、二〇二五年というのはあっという間に来てしまいます。
制度改革だけでも大変な中で、それと並行して、地域の皆さんの意識、協力、そういったものをしっかりと得られるような
環境整備。
特に、私も現場で、今、地域包括ケア
システムという形でいろいろな
取り組みをさせていただいているんですけれ
ども、まだまだ、どういったイメージで、自分たちがどうやってこの地域で住まいを持って、そして
医療と介護、いろいろなサービスが受けられて安心して住み続けられるのか、なかなかイメージが固まってこない。
そのイメージをどうやって現場と私たちが共有していくか。そして、そのイメージができないと、二〇二五年、なかなかその難しい問題を解決できない、混乱を来す可能性があるということで、お互いにそのイメージを共有しながら、目指すものを一つにして、何とかこういった少子高齢化、そして超高齢化社会の新しい日本のあり方、そういったものを追求しながら、情報も共有しながら取り組んでいきたい、また皆様とともに協力していきたい、このように思っていますので、よろしくお願いをいたします。
では、次の
質問に移らせていただきます。
きょうは有村
大臣にもいらしていただきまして、
男女共同参画社会における労働者のワーク・ライフ・バランスについて
質問をさせていただきます。
今のさまざまな社会情勢の変化に対して、
男女共同参画社会を前提とした今後の労働のあり方、これも丁寧に分析をしていくことが必要かなと。人口が減少していく中での企業の生産性の維持や
向上、そういったものを
考えると、やはり働き手に負担がかかるというか、労働時間といった問題もいろいろ課題が出てくるのかもしれない。
また同時に、さまざまな中で、労働者の所得もしっかり
向上させていくということが
生活を支える基盤にもなってくる。将来の日本での働き方、また
生活の仕方、あるべき姿をどう具体的にイメージしていくか、検討していくのか、これも今大事かな、このように感じるわけでございます。
人口が増加して経済が成長する時代から、人口が減少して経済が成熟してきている、またグローバル化による競争の激化、こういった中、また技術革新も、私も昔、技術畑で仕事をしていたんですけれ
ども、三年に一回、新製品というか新しいものを開発すればよかったものが、会社にいるうちに、だんだん、二年に一つは新製品、一年に一つ、半年に一つ、そういうふうに競争が激化して、またその製品のライフサイクルも短くなってくる。そうすると、その一つ一つの負担も大きくなってくる。そういった状況がさまざま変化してくるわけでございます。
こういった中で、現在、ワーク・ライフ・バランスの
推進、日本人の画一的だと言われた、働き過ぎと言われた日本の働き方が見直され、仕事一辺倒のスタイルから、仕事とともに趣味や
家族との時間を大切にし、可能な限り短時間で効率的に働く、そういったことを今目指してきていると思います。
また、特に高齢化が進む中では、いよいよ介護という問題が各家庭に出てきたときに、長時間勤務やフルタイムの勤務が困難になる労働者もふえてくる。このような状況を踏まえて、今後、さまざまな問題をよく
考えながら、働き方の見直しが不可欠なのかな、このように感じます。
そこで、働き方の
実態及び課題をしっかり掌握するとともに、長時間労働の抑制や多様な働き方の実現に向けたワーク・ライフ・バランスの
取り組みをまさに一層進展させることが今求められていると思いますが、有村
大臣の見解をお聞かせ願えますでしょうか。