○高井
委員 この問題ばかりやっていると、ほかのことを取り上げたいので。
なかなか
納得できないんです。これは私だけじゃなくて、
関係者とか
NHKの職員とかと話しても、やはり監査
委員の監査は甘いんじゃないか、そして、それをほとんどの議論もなく了とした
経営委員会も甘いんじゃないかというのは、この後の
質問にも関連するんですけれども、本当にそう思いますので、ぜひそこのところをもう一度、
経営委員会、
監査委員会、よく考えていただきたいと思います。
この
議事録をさらに進みますと、今度、四月十四日の議事でございます。この議事の中で、実は、専務
理事の担務の問題が出てまいります。
今回、一番
最後、資料の十ページ目につけておりますが、過去の福地
会長、松本
会長、
籾井会長のそれぞれ専務
理事がどういう担務をされているかという一覧がございます。三代にわたって、
籾井会長も去年の時点では、バランスよく、営業部門、関連事業部門、そして人事、
総務、それから
放送という大きな部門をきっちりと四人の専務
理事に分担されていた。
しかし、今回、この
最後にあるとおり、ターゲット80なる全く新しい言葉が出てきて、その補佐、しかも、北海道・沖縄とか、地域まで区切った。四人しかいない専務
理事にとって、何か、たったこれだけというような担務が書かれております。
これは、私がそう思っただけじゃなくて、四月十四日の
議事録を見てみますと、るる出てまいります。
線のところだけ読んでいくと、
籾井会長は、専務
理事の担務は
会長が決めるんだと。
しかし、それに対して浜田
委員長は、担務については、
会長のおっしゃる部分もありますが、一方で
放送法にある効率的に配置されているかどうかという視点もあるので、私どもとしては、
理事の選任とあわせて、担務についても
会長のお考えを
説明いただきたいと思いますと。
美馬
委員が、塚田専務
理事と吉国専務
理事の担当がこれだけというのは、効率的な経営という観点でどうなのでしょうかと。
佐藤委員が、北海道と沖縄を担当するというのは非常に違和感があります、普通の会社でも、副社長が何人かいたら、そういうことにはならないでしょうと。
四ページに行きますと、同じく
佐藤委員が、ターゲット80というのは受信料七五%を八〇%に上げるという大変な大きな仕事なんですが、その五%のところに専務
理事を二人も張りつけることよりも、七五%の人がいるわけですから、そこの仕事ももっとしなきゃいけないんじゃないですかと。
それから本田代行、今回代行になられた方ですけれども、この本田代行もやはり同様の趣旨で、北海道・沖縄と個別の地域を明記するのはどうなんだろうか、吉国専務
理事はこれまで関連事業を非常によくやっていた、塚田専務
理事についても営業をやっていたのに、なぜそこをわざわざ外し、このターゲット80にするのかということをるる言われております。
こういった、これだけの
経営委員会の議論を経てもなお
会長として今回こういった人事をされた、その意図を改めて
説明してください。