○宮崎(岳)
委員 済みません、
確認です。昨年の数字は十一万四千幾らでよろしいですね。私の計算とちょっと違ったものですから、ちょっと
確認をさせていただきました。
私の計算と大体同じでありますが、例えば国
会議事堂前におきますと、八月三十日の場合は二万五千六百二十一人おりておりまして、前年はその約一割以下の二千百九十五人ですね。差し引き二万三千四百二十六人。国
会議事堂前駅だけでも二万三千人余り多いということになります。私の方の手元の計算では七万八千人近く、今の
国交省さんの答弁だと七万六千人ぐらいかなと思うんですが、ことしの方が地下鉄だけでも多いということなんですね。
昨年の八月三十一日というのは大変天気もよくて、最高気温も二十六度という非常にいい陽気でありまして、八月の最終日曜日ですから、公園なんかに出られた方も多かったと思うんですが、そういったことを考えれば、例えばことしは雨ですから、通常でいうと一割ぐらい減るという
指摘もあるということであります。私
どもの方でちょっとそれを考えますと、天気がもしよかったらこれだけふえたみたいなことを考えますと、大体、八万九千人
程度、現状の数字を足し合わせただけでも八万七千人
程度は地下鉄を使ってデモに参加した人がいるのであろうというふうに推定をいたします。
このほか、例えば労働組合なんかが地方から動員するみたいな話になりますと、みんなバス動員が主ですよね。(発言する者あり)いいかげんなことを言わないでください。やじるんならちゃんとしたことを言ってくださいね。誇りを持ってやじってください。
それから、日比谷公園であればJRの有楽町から最短で四百五十メートルぐらいなんですね。徒歩五、六分、七分、このぐらいかと思います。そうすると、やはりデモには十万人前後が参加していたのかな、もしかしたらそれ以上だったのかなということが推定をできるということであります。ただ、私は別にその数字、カウント自体に、冒頭申し上げたように、余り意味はないというふうに言っているんですが、三万しかいなかったんだからこれはインチキだとかと言う人がいるので、一応ここで数字を
確認させていただいた、ただそれだけの話であります。
次の質問に参ります。
マンションのくい打ち問題であります。
これが、冒頭、
秋元議員から始まりまして、
皆さんからも御質問がありまして、大変な問題だということは
皆さんも共有されている話だと思うんですが、まず、この問題で最大の焦点になるのは、偽装がたくさん行われていたというのは、これはわかりました。
データの偽装というのはある。しかし、では、本当にくいがきちんと
支持層まで刺さっていないような、かたい地盤まで刺さっていないようなことが本当にどの
程度あるのだろうかというようなことが問題であるというふうに思うんですね。
今回、
旭化成建材さんからも聞き取りをさせていただきました。また、知り合いの
建設業者さん、あるいは設計関係の方、こういった方からも
参考に御
意見をいただきました。三井住友建設には残念ながら聞き取りには応じていただけませんでしたけれ
ども、こういったことをもとに私も質問させていただくんですが、まず、最初の
物件、つまり
横浜の
マンション、この
物件についてもまだ見解が分かれているんですね。元請の三井住友建設は、六本のくいが
支持層に届いていない、そして二本が埋め込み不十分だ、こういうことが推定されるんだということを発表している。
それで、二次下請である
旭化成建材がその場の作業員に聞き取りをしました。手元に今資料を配付させていただきましたが、その表の上の方で見ますと、三井住友建設が元請、その下に一次下請で日立ハイテクノロジーズが入って、その下に二次下請業者として
旭化成建材が入っている。二台の機械が、くい打ち機があって、その一台で今回の偽装が行われているということなんですが、この
旭化成建材の
現場代理人という方は下請業者からの出向者という形でございます。大変複雑な構造になっているんです。
この下請業者からの出向者を含めて八名、偽装した
現場にいたとされる八人の方に
旭化成建材が聞き取りを行っているんですが、今のところ、全ての方が、
支持層に届かなかったという認識がないんだ、届いていたと自分たちは思っているんだというふうに言っているというんですね。今もってなおそうなんです。そうすると、まず、本当に届いていないのか。偽装があったのはわかった、届いていないのかどうかということを
確認しなければならない。
それから、事の発端は、建物が沈んでいるんじゃないか、隣の建物と二・四センチずれがある、あるいは壁にクラックが入っているとか、こういった苦情が発端になったんですが、このくいの問題と建物のふぐあいの間に因果関係が本当にあるというふうに
確認されているのか、ここが問題だと思うんです。
今問題になっているのは、
データがずさんだったけれ
ども、くい
工事そのものはきちんとしているということでいいのか、これは
全国的にですよ、あるいは、
工事そのものが手抜きであって、それを隠蔽するために偽装していたのか、今
全国である偽装問題はどっちなんだということが
議論になっているんですが、この最初の件について
国交省の見解をお伺いいたします。