○足立
委員 いろいろ時間をとりまして大変恐縮でございますが、これは本当に
地域にとって大変重要なテーマですので、ちょっと無理な御質問を申し上げました。
私どもの方で、いわゆる建設残土の安全確保のための法案を臨時国会で提出させていただいています。一回選挙がございましたので廃案になっておりますが、今国会は九月の二十七まで会期が延びておりますが、今国会中にも、もしこういう検討の場が有効に、迅速に検討いただけないということになれば、またそういう議員立法も含めて
対応せないかぬというのが私どもの思いでございます。
建設残土ということで、もう何度かここで御質問させていただいていますので、
関係の
皆様には
状況を御
理解いただいているかと思いますが、本当にこれは人命にかかわるものでございます。私の
地元では、仮に府道にバスが通っていたら、もう完全にバスであれ民家であれ埋まってしまうような、大量の、
一つの山が崩れるような、そういうことが
発生をしておりますし、私の
地元の
一つの町で五つの人工の山があって大変危険な状態が今も続いているために、こうして質問の機会をいただいているわけでございます。
既に御
紹介申し上げたように、国がそういう法令の枠組みがまだ整っていないという
状況の中で、大阪のみならず、全国で条例がつくられております。条例が大阪府はなかったんですが、この事件、私の
地元の事件を受けて、大阪府は早速条例をつくってくださいまして、この七月の一日から施行されています。この施行
状況ももちろん今見ておりまして、
関係の
皆様にも、まずその施行
状況も見てみようじゃないか、こういう
お話も申し上げているわけであります。
結論から申し上げれば、もちろん条例で対処できることもあるだろう、こう期待をして、今、当局の条例の執行を期待しておるわけでありますが、私の感触では、それで対処できる部分ももちろんあるが、そうでない部分も大変大きく残るというのが私の印象であります。
ぜひ、この
関係省庁連絡
会議、大変すばらしい
会議をつくっていただきましたので、それは本当に心から感謝しております。でも、形だけではいかぬので、ぜひ第二回、八月中には開催をいただいて、かつ、私は、二十一件の事案の検証なんというのはもう七月いっぱいでできると思いますよ。だって、法令は全部あるんだから。そして、それぞれの
関係の出先機関が、行政指導あるいはいろいろなことを、勧告等をやってきた、もう全て事実がそこにあるわけです。別に、宇宙のことを調べよう、深海のことを調べよう、地の底のことを調べようと言っているんじゃないんです。それぞれの
関係省庁の行政機関が今までやってきたこと、起こったことをテーブルにのせて整理するだけです。必要があればお手伝いしますので、ぜひ八月中に目に見える形での検討を進めていただきますよう、心から
お願いを申し上げたいと思います。
それからもう
一つ、きょう冒頭申し上げました道路のことでありますが、私もまだ
国土交通委員会一年生でありまして、国
会議員は二年生でありますが、まだ素人でちょっと恥ずかしいわけですが、これも
地元で非常に気になるのは、いわゆる一般国道にも、当たり前のことでありますが、国の直轄の国道と、そしていわゆる補助国道とありますが、本当に私の
地元なんかは、三市二町選挙区なんですけれども、半分は町ですけれども、半分は山です。
例えば私の
地元だと、四百二十三とか四百七十七という国道が走っているんですが、要は、京阪神の、阪神
地域と京都をつなぐ結構重要な道路なんです。大阪府などは、その道路を、ちょっと名前を忘れましたが、緊急のときにしっかり緊急車両が通る道路として指定をしたりしている道路が、最近、雨が降るたびに、豪雨の話は
大臣にも先般質問させていただきましたが、大変な雨が最近降りますが、豪雨が降るたびに、この間台風十一号だったかな、必ずしも大阪に被害をもたらした台風ではありませんでしたが、私の
地元の四百二十三、四百七十七は台風十一号でとまっています。必ず台風が来るととまります。そのとまる道路が、
地域においては、これは緊急車両が通る道だ、自衛隊も通る道だ、こういうふうに位置づけられているわけであります。
あるいは、新聞報道等を見ると、例えば二次医療圏ごとに
災害拠点病院というのがあります。そのうちの二割、三割の病院が、実は、水害というか雨がたくさん降ると、水没をして、
災害拠点病院が使えなくなるんだという報道も以前新聞にありました。
また、きょう午前中の
委員会で、川内原発の避難の話も出ました。
きょう話を余り広げるつもりはありませんが、要すれば、なかなかお金が入っていない、なかなかお金が入り切らない、
自治体もお金がありません、大阪府もなかなかお金がないんですね。そういう中で、なかなか手が入っていない補助国道が、実は
地域にあっては、原発の事故あるいは
災害があったときの拠点病院、さまざまな重要施設をつなぐ道になっているというのがあるわけでありまして、私は、その点について、何か道路行政について見直しの必要があるんじゃないのかなという印象を持っているわけであります。ちょっと私の話が長くなりましたが、趣旨を御
理解いただくために申し上げました。
道路局長、こういう問題意識を素人でありますが持っているわけでありますが、補助国道というのは、国のお金をしっかりもっと入れて、しっかり整備していく必要がある、特に防災とか緊急時あるいは原発の避難、そういう重要な道路については、補助国道についても直轄の国道並みの国費を入れていくべきじゃないか、こう思いますけれども、いかがでしょうか。
〔坂井
委員長代理退席、
委員長着席〕