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宮内委員 ありがとうございます。
まさに私も同感でございまして、特に、私も
JR九州の
利用者の一人といたしまして、今後の
JR九州には、アベノミクスの成功のための
九州経済の
起爆剤となってほしいと思いますし、新しい
資金力によって元気な
九州をリードしていただきたいというふうに思っております。
それともう
一つ、私が特に期待したいと思っておりますのは、
地方創生が叫ばれて、これからどうしても結果を出さなければいけないという
状況の中で、
JR九州さんには、その
地方創生の
一つの重要な
プレーヤーであるというふうな御認識をいただきまして、
まちづくりを
中心として、
地域の
発展、
振興にどんどん寄与していただきたいというふうに思っております。
そこで、実は私の
選挙区のことで大変恐縮なんでございますけれども、
一つ、昨今の、新しい
新駅とともに
まちづくりができたという
お話を御紹介したいというふうに思います。
参考資料でお配りをしておりますけれども、
写真が二枚あると思いますけれども、これは私の
選挙区で、
博多駅から約二十分ぐらいのところなんでございますが、糟屋郡の
新宮町というところでございます。ベッドタウンとして
発展をしてきているわけでありますけれども、ちょうど
写真の
中央部、
平成十八年の
写真の
中央下の田んぼのところ、ここのところを
区画整理いたしまして、このちょうどど
真ん中に、新しい
新駅を、
新宮中央駅という駅をつくっていただいたんですね。
それで、
平成二十五年の
写真がありますけれども、このちょうど
真ん中に駅がありますが、何と十年たたない間にこのように町が変わったということでございまして、駅があって、その前に、緑の広場になっていますけれども、この中に実は下水道の
終末処理場をつくったりとか、イケアが来て
集客力がすごく上がっておりますけれども、何と
周辺に、
区画整理が、あっという間に売却いたしまして、
人口が張りついたというような例でございまして、まさに新しい駅ができて
まちづくりが展開した、ブレークしたというようなことでございます。
新宮町は、大変今エネルギッシュな
状況でございまして、特に、新しい新
住民の
方々は若い方が多く張りついていらっしゃいまして、何と新しい小学校を今建設中であります。来年にはまた新しい中学校をつくらなければいけないということでありまして、それはそれで町にとっては、うれしい悲鳴と同時に、
大変財政上厳しいときに大変なんでございますが、
平成十八年からスタートした
事業で、
平成二十二年にこの
新駅ができました。そして、できたときの
利用客が一日一千五百人だったのが、何と今現在約七千人ということで、
利用客がふえております。
そして、実は、この
写真の右上のところの、森の中のグラウンドが見えますけれども、それは
新宮高校という
高校があるんですけれども、何と
高校の
偏差値も上がったというようなことになりまして、想像しなかったようなことが起きてしまうんですね、
まちづくりというのは。
やはり
まちづくりには核が必要、それはやはり駅であるということを私は本当に
実感をしておりまして、ほう、こんなことになるのかなというふうに思っております。
人口が、
平成十八年には二万三千四百十二人だったのが、
平成二十七年の四月には三万四百二十四人ということで、
人口が三〇%もふえたというようなことがありまして、私は、実際、現場が変化しているのを見ておりますから、駅ができるということのパワーは本当に
実感をしておりますと同時に、このようなことがもっともっと新しい
プロジェクトとしてできれば、大変、
地域にとっても、
地域振興、
創生にとってもいいことだなというふうに思います。
その
意味において、
JR九州さんに、その
プレーヤーとしての意識を持って、色濃く
地域のそういう
振興にかかわっていただきたいというのが、私の
先ほどから申し上げているところでございます。
一方、今までは
政府の管理の中にあったものですから、
自己規制がやはりきいてきて、
地域の新しい
まちづくりの展開に積極的にかかわろうというのはなかなか難しいような側面があったんじゃないかなというふうに私は思いますけれども、まさに、
上場した後は
自由度が高まるということでございますから、
まちづくりにもっともっと積極的に関与していただきたいというふうに思っております。
と申しますのは、この駅ができるに当たって、
地域の
方々、それから
地方公共団体の
方々が
JR九州さんと今までやりとりをいろいろさせていただいてきたのでございますけれども、
地域の
方々からは、もう少し直接
お話の機会があったらよかったとか、
地域と
JRが話し合う場、
まちづくりをするに当たって、
新駅ができて、こんな町にしようということを、もっと直接
お話をして、コミュニケーションをしたかった、そのようなことの
意見があります。
それから、駅前ではもっともっと
JR九州の
ノウハウを生かして
ビジネスをやってくださいというんですね。新しい
ビジネスをどんどんやっていただいて、それに
地域の
中小企業も
一緒にかかわることによって
地域振興になったらいいんじゃないか。だって、
JR九州さんには
ノウハウがあるし、人材があるし、お金がある。だからもっともっと期待したいんですというのが
地元の
方々の率直な気持ちであるということであります。
例えば、
地域と
一緒になって
青空市場みたいなものを何かやっているようなんですね。今も
一緒に
協力を一部していただいているようなんですけれども、まさに、「うちのたまご」であったり、「
うまや」の焼き鳥であったり、何でも
一緒になってコラボをするようなことで展開できれば、また新しい、いろいろな
意味の
ビジネスチャンスあるいは
地域のチャンスが生まれてくるんじゃないかなというふうなことを言っておるわけであります。
そこで、
JR九州さんには、これから
地方公共団体と
都市計画についてかかわっていただきたいわけでありますが、この辺のことについて、
JR九州さんの基本的な
考え方、
方向性についてお伺いできればと思います。