○松浪
委員 総括質疑の冒頭でありますけれ
ども、我々決算行政監視
委員会は無駄をなくしていくということに大きな意義を持つ
委員会でありますけれ
ども、数週間前から、本日の
総括質疑、八日の日程が随分と
議論されていたにもかかわらず、最終的に、
理事懇談会が先週金曜日の午後三時半ということでありまして、
役所にも多大な負担をかけるということになったという点については、私は冒頭、遺憾の意を申し上げたいと思います。
そして、本日も、
平成二十四年、二十五年の一括審査であります。私は常々、この決算
委員会、特に衆議院の決算行政監視
委員会は失われた五年であったということを申し上げております。昨年、二十一年から二十三年と、三年を一緒に一括
質疑する、ことしも二十四年、二十五年を一括
質疑する、PDCAのサイクルからいえば、あってはならないことだと思います。
国によっては、先ほどから随分と
麻生大臣も、
一般企業と比べて決算の重要性というものに言及をされておるわけでありますけれ
ども、ヨーロッパの、国によっては、決算を上げない限りは予算の
審議に入らないということを法で決めている国もあるわけでありまして、我々は、なかなかそこまでの法定までいかないということで、ただいま与野党で決算の改革案を
議論しているところであります。
本日は、多くの
委員の皆さんがいらっしゃいますので、改めて、まずもって我々決算行政監視
委員会の改革というものについても思いをともにいたしたいというふうに思います。
今のままでは、私も決算行政監視
委員長時代に本
会議でこのままでは本当に税金泥棒だよなんということを言って、これは不適切だということで議事録から削除されましたけれ
ども、今でも、このままでは本当に我々はそう言われてもしようがないなというふうに思うわけであります。
昨年の、二十六年六月二十日の決算
委員会において、我々は、まずもって第一弾の、改革方針について与野党の申し合わせについての確認をさせていただきました。
その内容は、選挙を挟むことは想定していませんでしたが、決算の審査は、次年度決算が提出されるまでに終了するように努める。また、従来の審査
方法に加え、例えば、
行政監視機能を重視した小
委員会を設置し、
政策自体の是非でなく、予算
執行が経済性、効率性、有効性等の
観点から行われているかどうかに焦点を当てた
質疑、我々は非
政策的
質疑と呼んでおりますけれ
ども、これを行って、
議論の活性化を図る。
つまりは、こうして
大臣、副
大臣、政務官と行う
議論は
政策的
質疑であります。先ほどから、これがばらまき四Kだったのかどうかはわかりませんけれ
ども、子
ども手当の政治的な、
政策的な是非を問う、これは
政策的
質疑。我々、非
政策的
質疑というのは、あくまで効率、どこに無駄があったか。こうしたものは、海外では、
参考人、
政府参考人を中心に行っていくということがありますので、我々決算
委員会も、この決算の
審議を終われば
行政監視機能に集中をしていこうというのが、我々の今決算行政監視
委員会で行っている改革であります。
そのためにも、この決算行政監視
委員会、早く決算を上げたいというところでありますけれ
ども、そうこうしているうちに、今も、十五日に我々は分科会を予定していましたけれ
ども、これも
大臣のとり合いということで、参議院の方で総理もとられるということで、これも何か今難しい雲行きでありまして、この期間に我々衆議院で決算行政監視
委員会を進めていくというのは、定例日を設けてもやはりなかなか難しいということであります。
今、与野党では、三月までに予算
委員会の裏でしっかりと決算を回して、そして三月に上げてしまえば、その後には行政監視に集中する。
大臣のとり合いを行わずに行政監視をしっかりと行っていく仕組みを回していこうということで、今与野党、鋭意、我々は
努力しているところであります。
ですから、今までは、各党も随分と、
委員の皆さんも、やはり
国会というところは、
国会法で
委員は
一つは常任
委員会に所属をしないといけないということで、ベテランばかりが多くなるとかいうこともありましたけれ
ども、これからは、この決算行政監視
委員会、国対ともお話をして、しっかりと
議論をたくさんしていく、そういう決算行政監視
委員会にしていこうじゃないかというのは、今与野党ともにしている思いでありますので、どうか皆様にもこの
あたりをお含みおきいただいて、これからの決算行政監視
委員会に皆さんに御協力をいただきたいと思うところであります。
まずもって、非
政策的
質疑も取り入れていくということですけれ
ども、なかなか今
国会も厳しいわけであります。
委員長、これはいつごろまで、しっかりと今
国会まとめていくという御決意をまず
委員長からもう一度いただきたいと思います。